日台音楽交流最前線
2025-11-24 12:36:30

台湾と日本の音楽を融合する「2025 Taiwan X Japan Music Meet」の全貌

台湾と日本の音楽をつなぐ「2025 Taiwan X Japan Music Meet」



2023年11月12日から14日まで、東京にて開催された「2025 Taiwan X Japan Music Meet」は、日台音楽業界のさらなる交流と発展を促進する重要なイベントとして位置づけられています。このイベントは、台湾・文化部のもとに創設された独立行政法人「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)」が主催し、日本の音楽団体「独立音楽連合日本(IMCJ)」及び音楽フェス「EMERGE FEST JAPAN」と連携して実施されました。

この交流会には、日本側から33社、台湾側から14社が参加し、国境を越えた音楽の融合が図られました。この会議では、音楽レーベル、アーティストのマネジメント、ライブ会場、ディストリビューターなど、様々な分野の企業が集い、活発な商談とネットワークの構築が行われました。

日台音楽産業の新たなプラットフォーム「CUEW」



今回の「2025 Taiwan X Japan Music Meet」では、新たに音楽プラットフォーム「CUEW」が紹介されました。このプラットフォームは、日本の音楽が国際的な市場に進出するための機会を提供します。TAICCAの王時思理事長は、日台の音楽業界が常に良好な関係を維持していることを強調し、双方の市場において互いに重要な存在であることを認識しています。

IMCJの山下雄史理事長も、音楽家同士の理解と作品への尊重の重要性を述べ、音楽を通じた国際的な合作の期待を寄せました。

交流会の充実したプログラム



イベントに参加した台湾のアーティストYELLOWのマネージャー、李漢群氏は、交流会での人とのつながりを重視し、コミュニケーション能力の重要性を語りました。このような国際的な場において、自分の考えや意見をしっかりと伝えられるような準備が必要です。また、日本の音楽業界のプロフェッショナルたちの姿勢にも感銘を受けたと述べています。

さらに、本交流会では、日台市場の特徴やプロモーション事例に関するワークショップも実施され、両国の事業者が市場動向を把握するための貴重な情報が提供されました。ポニーキャニオンの石井慎一氏は、日本と台湾が持つ文化的、地理的近さを踏まえ、協力関係の構築の重要性を指摘しました。

実績と未来の展望



TAICCAは過去にも日台音楽交流を促進しており、台湾のポストロックバンド「Molly in Mountain」が日本公演を行ったり、多くのアーティストを台湾の音楽フェスに招聘するなど、具体的な成果を上げています。さらに、選考を経て参加した台湾の音楽企業は、日台共同制作の可能性を拡げ、音楽シーンに新たな風を吹き込んでいます。

「2025 Taiwan X Japan Music Meet」は、台湾の「浮現祭」との提携により、単なるイベントに留まらず、今後も音楽による継続的なビジネスマッチングの機会を提供するプラットフォームとして機能していくでしょう。台湾と日本の音楽業界が共に歩み、未来に向けて新しい音楽の創造を目指す姿勢が、今回の交流会を通じてさらに洗練されていくことが期待されています。


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