新刊『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方』
ユメリアコンサルティング株式会社から、同族会社や2代目社長向けの新刊が発表されました。その名も『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ― ダイヤモンド財務戦略』。著者は、20年以上にわたり1,300人を超える同族企業の経営者と向き合ってきた経済のエキスパート、舘野愛氏です。本書は、同族会社のオーナー社長が抱える「資金繰り」の不安を根本から解消するための実務的な指南書として位置づけられています。
増加する同族企業の倒産
近年、特に長い歴史を持つ同族会社の倒産件数が増加しているという衝撃的なデータが示されています。2024年の調査によると、145件の老舗企業が破綻。これはリーマンショック時の記録を上回る驚くべき数字です。社長自身の個人的な資産と会社の資産が密接に結びついている同族企業においては、誤った財務戦略が重大な影響を及ぼすことが少なくありません。
本書では、そんな危機から逃れるための「正しい財務戦略」を具体的に提示しています。財務の原理原則に基づく経営手法が体系的に解説されており、実際に行動に移せる内容になっています。
書籍の特徴
本書『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方』は、理論ばかりではなく、現場で実践できる具体的な財務戦略を提供する実務書です。なぜ売上は上がるのに現金が残らないのか、という悩みを解決するために、著者が培った20年以上の知識と経験から導き出されたメソッドが織り込まれています。
以下は本書の主な目次からの抜粋です。
- - 序章: お金に関する誤解を解く
- - 第1章: 積極的資金繰りの整え方
- - 第2章: PL(損益計算書)の基礎
- - 第3章: BS(貸借対照表)の理解
- - 第4章: 効果的な経営管理体制
- - 第5章: 金融機関との円滑な関係構築
- - 第6章: お金を確実に残すための節税
- - 第7章: 相続・事業承継の戦略
これらは単に書かれた内容ではなく、実際に多くの経営者に実践されてきたステップです。読者からは「安定した黒字が続くようになった」といった具体的な成果報告が寄せられ、このメソッドの有用性が立証されています。
著者からのメッセージ
著者の舘野愛氏は言います。「財務は社長の仕事です。税務は過去の結果を分析することですが、財務は未来を見据えた設計図です。本書では、同族会社が抱える見えにくい経済的課題を具体例を通して示し、経営者自身が『お金を残せる判断』を行えるようになる知識を提供しています。」
まとめ
『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ― ダイヤモンド財務戦略』は、同族企業の経営者が安定した未来を築くために必要不可欠な一冊です。資金繰りや財務状態を見直し、企業を持続的に成長させるための手引きとして、ぜひ活用していただきたい内容です。2025年10月6日の発売を楽しみに待ちましょう。