全音楽界による音楽会が2026年も開催決定！震災支援の輪を広げる

2026年、全音楽界による音楽会が再び開催！

来年の3月11日、未曾有の震災から15年目を迎える日、第13回「全音楽界による音楽会」が開催されることが発表されました。このチャリティコンサートは、毎年続けられている活動であり、震災の記憶を風化させず、次の世代に引き継いでいくための重要な催しです。

音楽の力で絆を繋ぐ

2011年に始まったこの取り組みは、震災直後に様々なジャンルのアーティストが集まり、復興支援のための初のチャリティコンサートを行ったことが端緒です。年を追うごとに参加者とサポートされる子供たちの数は増え、音楽が持つ力を証明しています。2026年の演奏には、クミコや中川翔子、松本伊代といった多彩なアーティストが名を連ね、音楽の力をもって人々の心を一つにします。

出演アーティストはすべて無報酬で参加し、会場であるサントリーホールの支援も受けています。そして、集まった寄付金は「公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構（3.11塾）」を通じて、震災の被害を受けた子供たちのために使われます。

子供たちの未来を支援する「3.11塾」

「3.11塾」は、震災で困難な状況にある子供たちに必要なサポートを行うことを目的としています。この塾に参加することで、子供たちは基礎学力を高めたり、進学や就職についての相談を受けたり、音楽やスポーツに対する興味を活かせる様々な支援を受けることができます。また、将来国外での学びを希望する子供たちには、各々の状況に寄り添った支援が行われています。これまでに多くの子供たちがこの支援を通じて、夢を実現する道を歩んできました。

発起人の思い

今回のコンサートにあたって、発起人の三枝成彰さんと湯川れい子さんからのコメントが寄せられました。三枝さんは、「これまで多くのご支援をいただき感謝しています。多様なアーティストたちと共に、観客の皆さんに特別な一夜を提供できることを嬉しく思います。」と語っています。

一方、湯川さんは「震災から15年になる来年、音楽の力で支援の輪を広げたい。」とその思いを伝えています。