映像祭2025開催
2025-11-11 15:36:37

関西大学で第45回「地方の時代」映像祭2025が開催!平和を考える貴重な機会

関西大学の千里山キャンパスにて、2025年11月15日から21日まで、第45回「地方の時代」映像祭が開催されます。このイベントは、地方から優れた映像作品を発掘し発信することを目的としており、1980年のスタート以来、多くの人々に支持されています。2025年には、全国各地から寄せられた318作品の中から35点が入賞となり、特に戦後80年の節目にふさわしいテーマが集中しています。

映像祭の注目すべき点は、戦争体験の継承をテーマにする作品が多く取り上げられることです。特に、記念講演では、1966年に起きた袴田事件の袴田ひで子さんが自身の経験を基に「58年闘って…今思うこと」と題して貴重なお話をされます。袴田さんは、自らの弟の無実を訴え続けるという壮絶な闘いを経て、再審無罪が出るまでの道のりを語ります。この講演は、歴史の教訓や平和の重要性を考える上で、参加者に深い印象を残すことでしょう。

また、シンポジウムでは、作家で映画監督の森達也氏がモデレーターを務め、戦争報道に携わってきた放送局の記者やプロデューサーたちと共に「戦後80年“戦争とメディア”を問い直す」というテーマで議論が行われます。これは、現代におけるメディアの役割や責任について考える良い機会と言えるでしょう。

15日(土)には贈賞式も行われ、グランプリ作品の上映や記念講演、シンポジウムが一堂に会することから、参加者は多様な視点に触れることができます。翌日の16日(日)には、学生や高校生を対象にした映像制作やSNS活用に関するワークショップが開催され、次世代のクリエイターたちが地域の課題を探求する機会となります。

17日(月)には、映画「侍タイムスリッパ―」が大ヒットした監督である安田淳一氏による特別講演「私の映画づくり、コメづくり」が行われ、映画『ごはん』の上映も予定されています。安田氏はコメ農家であることから、農業と映像制作を結びつけた独自の視点を持ち寄り、参加者に新たなインスピレーションを与えることでしょう。

「地方の時代」映像祭は、ただ単に映像を楽しむだけでなく、地域と時代を伝える役割を持つものとして、地域社会や歴史に目を向けた重要な情報発信の場ともなっています。現代はSNSが普及し、誰でも情報発信者になれる時代ですが、参加者はこの映像祭を通じて、正確で信頼性のある情報の重要性を再認識することでしょう。

入場は無料で、多くの人々に開かれたイベントとなるため、ぜひとも多くの方の参加を期待しています。映像祭の詳細や最新情報については、公式サイトをチェックしてください。


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