新時代の性感染症予防が始まる！「JUST IN CASE」が登場

新時代の性感染症予防がここに！

2024年に入って、日本における梅毒感染者数が1万4663人と報告され、これは過去2番目の多さにあたります。性感染症の蔓延が深刻化する中で、医療法人社団OURSが運営するKARADA内科クリニックは、性感染症対策の新たな一手としてオンライン処方診療サービス「JUST IN CASE」を開始しました。このサービスの目的は、性感染症を薬で予防するという新しい習慣を広めることです。

梅毒の感染状況とその背景

国立感染症研究所のデータによると、最近の梅毒感染症例数は、一昨年の過去最多に近い水準に達しています。この背景には、マッチングアプリの普及によって不特定多数との性行為が増加したことや、性感染症予防に対する認識が依然として「コンドームのみ」に留まっている傾向があるとされています。そこで、KARADA内科クリニックは、多様な予防手段を提供し、より多くの人に性感染症の危険性を認識してもらう必要があると強調しています。

「JUST IN CASE」のサービス内容

新しいオンライン処方診療サービス「JUST IN CASE」は、梅毒や淋病、クラミジアを事後に予防できる抗生物質「DOXY PEP」と、HIVの事前予防薬「HIV PrEP」を提供しています。これにより、性行為後72時間以内であれば、性感染症のリスクを下げられる可能性があります。また、HIV感染を防ぐために、事前に服用することが重要です。サービス名の「JUST IN CASE」は、「念のため」という意味を持ち、気軽に利用できることを意図しています。特に若年層に親しみやすいデザインのWEBサイトもポイントです。

オリジナルPODCAST番組での啓発活動

さらに、KARADA内科クリニックは、お笑いコンビ「ラランド」のニシダさんとタレントまつきりなさんをMCに迎えたポッドキャスト「ニシダとまつきの性々堂々」を立ち上げました。この番組は、恋愛やセックスにまつわるさまざまなテーマについて、MCの二人がぶつけ合うスタイルで進行されます。タブー視されがちな話題をオープンに扱い、リスナーが気軽に聴きやすい内容となっています。

さらなる啓発への取り組み

KARADA内科クリニックは、「JUST IN CASE」とは別に、性感染症検査を受けることの重要性も強調しています。オンライン診療を利用する場合でも、専門医の診察がセットになっており、総合的な健康管理が行える環境が整っています。つまり、性感染症の予防だけでなく、感染の早期発見と治療にも寄与することが期待されています。

今後の展望

「JUST IN CASE」サービスは、開始後すぐに若年層の30％以上が利用したことからも、そのニーズの高さを伺わせます。今後も性感染症予防薬の取り扱いを拡大し、社会全体の意識喚起に努めるとともに、持続可能な健康な生活の実現を目指していく方針です。

私たちの健康を守るために、正しい知識と予防手段を持つことがますます重要になる今、この新しいサービスをぜひ利用してみてはいかがでしょうか？