独立十周年の記念公演「道成寺」
2026年6月6日、東京・国立能楽堂にて、金剛流能楽団の山田伊純による独立十周年記念公演『第38回 潤星会‐山田伊純 独立十周年記念‐』が上演される。この公演では、能楽の中でも特に重要な演目である『道成寺』が披露され、その魅力が存分に引き出されることが期待されている。
公演の概要
公演は13時から開始の予定で、開場は12時15分。公演の観覧にかかる時間は、休憩を挟んで約4時間30分ほど。お席の種類によっては、正面席が13,000円から自由席が7,000円まで多様な料金設定がされているので、ファンにとっては選びやすい価格帯でもある。さらに、チケットはカンフェティで既に販売中とのこと。
能『道成寺』の見所
特に、『道成寺』は若手能楽師にとっての登竜門とされ、その重みを知る公演となる。この演目では物語の中の白拍子が鐘に近づく緊張感溢れるシーンがあり、その瞬間に観客の目を釘付けにする姿が想像される。演者は、高度な技術と身体的なスキルが求められるため、迫力のある舞台を楽しむことができる。
他の魅力的な演目
また、当日は『道成寺』以外にも多彩な演目が予定されており、人間国宝の金剛永謹氏による金剛流舞囃子「枕慈童」や田崎甫氏の宝生流舞囃子「松尾」、茂山千五郎氏による大蔵流狂言「鐘の音」などが演じられる。これらの演目も、観客にとっては貴重な経験となるはずで、能楽の奥深さに触れる絶好の機会である。
道成寺の物語
能『道成寺』は、紀伊国の道成寺で長らく失われていた釣鐘が再興され、その供養が行われる様子から始まる。古の苦い過去が影を落とすこの話には、白拍子が鐘へ向かう緊張感の中、邪悪な存在が絡みつく様子が描かれており、観客は一瞬たりとも目を離すことはできない。特に、白拍子が鐘に身を潜めるシーンは、観客の心を揺さぶる印象的な瞬間だ。
潤星会について
潤星会は、金剛流能楽師の山田純夫と山田伊純が設立後、38回目を迎える自主公演であり、毎年演能会を開催してきた。昨年からは、一般財団法人Ballonblumeが主催を引き継ぎ、能楽を含む文化芸術の発展に寄与している。
この貴重な公演を通じて、能楽の素晴らしさ、深さ、そしてその舞台の持つ緊張感を体感できることを期待したい。チケットは早めの購入をお勧めする。詳細はカンフェティのウェブサイトからどうぞ。しっかりとこの特別な日を楽しむ準備をして参加しよう!