伊賀市ミュージックサイレン復活
2025-12-23 17:24:19

貴重な音色を再び! 伊賀市のミュージックサイレンが復活

伊賀市のミュージックサイレンがよみがえる



昨年10月に故障した伊賀市のミュージックサイレンが、修繕を経て運転を再開しました。この音楽装置は、今後も一日二回、自動運転による生演奏を行います。吹鳴は正午に芭蕉の「さまざまのこと思い出す桜かな」と、午後6時には新世界より「家路」のメロディを届けます。

歴史的な背景


このミュージックサイレンは、戦後の日本で人々の心を和ませるために設計された音楽時報装置であり、全国各地で広がりを見せました。伊賀市に設置されたこの装置は、昭和34年に産業会館に初めて設置され、その後昭和57年に上野市役所に移転されました。そして2024年には、伊賀市指定文化財としての地位も獲得しています。

修繕の道のり


昨年10月、ミュージックサイレンの運転が停止し、故障の元凶が分からないまま数ヶ月が経過しました。しかし、製造メーカーの関連企業に所属する技術者の協力や市内の電気事業者の助けを借りて、無事に修繕を果たしました。

製造メーカーのサポートが終了しているため、原因や修繕方法の特定には相当な時間がかかりました。また、経年劣化や部品の入手困難も課題となり、状態の把握と修理には苦労が伴いました。しかし、専門家の助言を受けながら、引き続き音色を届けられるよう努めています。

今後の展望


伊賀市のミュージックサイレンは、その音色を通じて地域の歴史や文化を伝える貴重な存在です。今後はより多くの方にその魅力を知ってもらうため、地域イベントなどを通じてさらなる活用が期待されています。また、市民からの支援や注目も集まっており、地域振興にも寄与することでしょう。

お問い合わせ


音楽や文化財に興味を持つ方々は、ぜひ伊賀市産業農林部中心市街地推進課に問い合わせてください。
電話: 0595-22-9825として、詳しい情報を提供いたします。

このミュージックサイレンが奏でる音楽は、ただのメロディではなく、人々の心に響く歴史的なストーリーそのもの。これからも、音楽が持つ力を信じて、地域の皆でこの美しい音色を守っていきましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: 文化財 伊賀市 ミュージックサイレン

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。