小山友一の新刊『らしさは、カルチャーになる。』
ブックダム社より、著者小山友一の新刊『らしさは、カルチャーになる。』が2025年12月1日に発売されます。本書では、一人ひとりの「らしさ」を組織文化の核に据え、自らの試行錯誤をもとにしたリアルなドキュメントとして展開されます。
書籍の概要
本書の主なテーマは「らしさによる自然体な幸せの実現」です。小山氏は、リクルート時代に抱いていた違和感を契機に、分業制や数値主義、上意下達型の組織に変わる新たな働き方を模索します。メンバーの対話や共体験、そしてリフレクション型1on1を取り入れた評価制度の見直しなど、実際に実施されたカルチャー設計の取り組みを成功や失敗にかかわらず紹介し、読者に“働く意味”を再考させます。
書籍のポイント
単なる経営論ではなく、生き方の記録として、次のようなポイントが強調されています。まず、企業文化の中核に「らしさ」を据える新たな経営観が提示され、従来の成果主義からカルチャー主義への移行が描かれています。また、成功だけでなく失敗談も含むことで、普通では隠されがちな挫折をオープンにした経営書となっています。
組織の再構築
小山氏は、「ルールではなくカルチャーによるマネジメント」を重視しています。ルールに縛られた行動ではなく、カルチャーを意識することで、メンバーは自ら考え、より広い行動の幅を持つことができるというのです。この考え方により、組織は自律性を促し、個々の創造性を最大限に引き出す環境を創造しています。
多様なビジョンの重要性
エイトシークエンスでは、特定のビジョンを一方的に決めるのではなく、各メンバーの動機から自然に生まれる多様なビジョンの重要性を強調しています。個々の価値観の違いが、組織の豊かさを生み出す要素となり、より良い文化を形成する基盤となるのです。
目次紹介
- - はじめに:“らしさ”によって人と組織が輝く
- - なぜ“らしさ”を追求する会社が存在するのか
- - 気づきと共に成長するための「らしさMeets」
- - 中核をなすチームマネジメントとコミュニケーション
- - 「モチベーションマネジメント」における新たなアプローチ
著者、小山友一について
小山友一は、株式会社エイトシークエンスの代表取締役であり、大阪大学工学部を卒業後、大手企業で経営企画や新規事業推進に携わりました。2011年にエイトシークエンスを設立し、幸福に生きる世界を目指して独自の経営モデルを構築しています。彼は、メンバー一人ひとりが自分らしさを活かし、自然体で働ける組織の実現を目指しています。
最後に
『らしさは、カルチャーになる。』は、 Z世代やパーパス経営を志す起業家にとって、有力なヒントを提供する一冊です。12月1日の発売が待ち遠しい作品です。読者はこの書を通じて、自らの働き方や生き方を再考する機会を得られるでしょう。