障がい者福祉を支えた岩橋武夫の物語
株式会社新興出版社啓林館が、児童書ブランド「文研出版」から新刊『ヘレン・ケラーとかわした手紙』を発表しました。この書籍は、視覚を失ったにもかかわらず、生涯を障がい者のために捧げた岩橋武夫の姿を描いています。ネタ元となったのは、『往復書簡日本の障害者福祉の礎となったヘレン・ケラー女史と岩橋武夫』という作品で、ヘレン・ケラーが日本に三度来日し、武夫との交流を通じて障がい者福祉に向き合っていたことが明らかにされています。
物語の中核
本書では、19歳で両目の視力を失った岩橋武夫が、妻となるキヲとの出会いや、英国留学を通じて日本の視覚障がい者福祉の遅れを痛感し、その後ヘレン・ケラーとの出会いを迎える様子が描かれています。彼は障がい者福祉の実現のために、ヘレンに来日を依頼するという強い決意を持っていました。
この物語は、武夫とヘレン・ケラーの交流を通じて、彼の情熱や信念がどのように育まれたのかを探っていきます。特に、彼女が日本に三度訪れ、様々な場所で講演を行った経緯や、彼女が武夫の使命に賛同したことが、多くの人々に希望を与えることになるのです。
新刊の特徴
本書には、カラー口絵として8ページにわたり、当時の写真や手紙が掲載されており、読み手にとって非常に興味深い内容となっています。また、著者である横田明子は、数多くの児童文学作品を手掛けており、彼女の文体が本書にも色濃く反映されています。読者は、岩橋武夫の勇気と決意に触れつつ、障がい者福祉についても考えさせられることでしょう。
編集者からのメッセージ
編集者は、この作品を通じて読者が目標を決して諦めない心を受け取ってほしいと述べています。岩橋武夫の人生は、自己の限界を超えて他者の幸福を考えて行動する姿勢を教えてくれるものです。彼の背中を追うように、視覚に障がいのある多くの人々が希望を持って生きる姿が描かれており、何が本当に大事なのかを考えさせられます。
書籍情報
『ヘレン・ケラーとかわした手紙』は小学校高学年以上を対象としており、四六判のサイズで、本体価格1760円(税込み)で販売されています。ISBN番号は978-4-580-82735-6です。この機会に、ぜひ手に取って身近に感じていただきたい一冊です。
詳しくは
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