昆虫の変態に迫る
2025-03-06 13:52:20

昆虫の変態に迫る!『歩くサナギ、うんちの繭』が発売

昆虫の不思議を探る新たな一冊



2025年3月8日、株式会社大和書房から驚くべき新刊『歩くサナギ、うんちの繭 昆虫たちのフシギすぎる「変態」の世界』が発売される。著者は動物作家でありタレントの篠原かをりさん。学校ではあまり教わることのない昆虫の生態を、ユニークかつ魅力的に紹介する一冊に仕上がっている。

本書では特に昆虫の「変態」に焦点を当てている。変態とは、昆虫が成虫となるための成長過程であり、例えばチョウは幼虫からサナギを経て成虫に至る。この変態の過程は昆虫の繁栄を促す一方で、儚く脆い体を持つため、天敵に狙われるリスクが伴う。そこで本書では、昆虫たちがどのようにしてそのリスクを回避し、生存戦略を築いてきたかを詳細に描写する。

ユニークな生存戦略



昆虫の中には、驚くべき生存戦略を駆使している種が多く存在する。例えば、うんちを土台にして美しい繭を作るキノコバエや、幼虫が成長する際に助けとなるミルクを分泌するアリのサナギなど、非の打ち所がない生態が紹介されている。また、体をくねらせることで敵の目を欺くチョウのサナギも見逃せないポイントだ。

このような興味深い生態を愛らしいイラストと共に読者に届けることで、昆虫の変態というテーマがより楽しめる内容となっている。変態を知ることで、昆虫への理解が深まり、彼らの魅力を再発見できること間違いなしだ。

篠原かをりの視点



著者の篠原かをりさんは、昆虫採集や飼育、さらには昆虫食に至るまで、幅広く昆虫を研究・観察してきた。彼女自身が動物番組に出演するタレントであり、動物に対する愛情に満ちた語り口は、読者にとって心地良い体験となる。

さらに、篠原さんが海外でのロケで訪れた南米やエジプトでの貴重なエピソードや、書籍執筆中に迎えた自身の妊娠・出産を通じて生命の不思議さを感じた様子も語られている。このような実体験が、彼女の昆虫への偏愛をより一層強く感じさせてくれる。

目次と詳細



本書の目次には、昆虫の変態に関する基本的な知識を持った読者にも満足できる内容が揃っている。第一章では「変態の世界」について詳細が語られ、第二章では実際に見られる昆虫たちの変態を紹介している。特別編では幼虫を捕まえたり、アゲハチョウやクワガタなどの変態を観察する方法も解説されている。

書籍情報



書名:『歩くサナギ、うんちの繭 昆虫たちのフシギすぎる「変態」の世界』
著者:篠原かをり
発売日:2025年3月8日
判型:四六判
頁数:224ページ
定価:1,760円(税込)
発行元:株式会社大和書房

この興味深い一冊から、昆虫たちの魅力に触れ、私たちの知らなかった世界が広がることを楽しみにしている。昆虫に興味がある方はもちろん、動物全般に興味がある人にもぜひ手に取っていただきたい一作だ。


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