BTSのRMも愛読したエッセイ『夜11時』が刊行
11月7日、辰巳出版の翻訳書レーベル&booksから、話題のエッセイ『夜11時』が発売されます。この作品は、K-POPグループBTSのRMも愛読していることで注目を集めています。著者のファン・ギョンシンは韓国で多くの著書を持つ作家で、彼女の言葉は静かに心に寄り添います。
一日の終わりに思いを馳せる
『夜11時』は、日常の一瞬を切り取り、夜の静けさの中で思索を巡らせる内容です。このエッセイでは、1日が終わりゆく夜11時という特別な時間に焦点を当て、私たちの日常に潜む様々な感情や思い出を描写しています。読者は、まるでその一日を共に過ごしているかのような感覚を体験することでしょう。
移りゆく季節と感情
本書には、秋から始まり冬、春、夏への移ろいの中で紡がれた120の小さなエッセイが収められています。これは、ただ言葉を読むだけでなく、心の奥深くに響くメッセージを伝えてくれます。たとえ明日のことが見えないような日々でも、花は咲き、散っていく様子が描かれており、変わりゆく時の流れを受け入れることの大切さが語られています。
誰かの日常に寄り添う
ファン・ギョンシンは、細やかな筆致で日々の中の小さな瞬間を捉え、その瞬間に宿る感情を巧みに表現しています。読む人の心に寄り添い、静かな温かさを感じさせることでしょう。特に夜11時という時間に持つ特別な意味は、多くの人にとって共感を呼び起こします。
著者とイラストレーターの紹介
著者のファン・ギョンシンは、釜山出身で延世大学で英文学を学びました。彼女の代表的な著書には、様々なジャンルの作品があり、独自の視点で日常の美しさを見つめています。また、イラストを手掛けるのはキム・ウォン。彼は美大で西洋画を専攻し、フランス留学を経て韓国での出版美術界でのキャリアを築いてきました。
書籍情報
『夜11時』は304ページのボリュームで、価格は1,870円(税込)です。静謐な言葉の世界に触れ、心の栄養を得たい方に特におすすめの作品となっています。今の私たちに必要なメッセージを届けてくれる本書を、ぜひ手に取ってみてください。
出版されたばかりのこのエッセイは、多くの読者に愛され、心温まる時間を提供してくれることでしょう。