戸田さやかが『臨床心理学 第25巻第6号』に寄稿
公認心理師であり臨床心理士の戸田さやか氏が、2025年11月に発行される『臨床心理学 第25巻第6号 学派論: 公認心理師時代に学派を再考する』の執筆に貢献しました。この特集は、現代の心理臨床における学派の重要性を様々な視点から考察する内容となっています。
戸田代表の役割は、本書の第3章「なぜこの学派でなければならなかったのか?」の中で「なぜブリーフセラピーなのか?」をテーマに執筆することです。彼女は自身の豊富な臨床経験を基に、短期療法であるブリーフセラピーの成り立ちとその効果について語り、現代の心理療法における学派の意義を掘り下げます。
「臨床心理学」誌とは
『臨床心理学』は2001年に創刊された、業界で権威のある専門誌です。戸田氏は学生時代から同誌に助けられており、今回の寄稿は彼女にとって特別な機会となりました。本特集は、心のケアに携わる専門家が自己の学派への思いやそれに基づく実践を語ることで、各学派の特性と現代の臨床における課題を明らかにしています。
特集の内容について
この特集には、精神分析、人間性心理学、認知行動療法など、主要な心理学派の専門家が参加し、それぞれの視点で学派の特色と現代における挑戦を語ります。学派の知識を新たに再考しつつ、心理臨床の現状と問題点を論じることで、業界内での理解と交流を深める試みです。
特に戸田氏が言及するブリーフセラピーは、短期間で効果を上げる療法として知られており、近年その需要は高まっています。これにより、クライアントは早期に支援を受け、改善に向けた一歩を踏み出すことが可能です。
ファミワンの活動とビジョン
戸田氏が所属する株式会社ファミワンは、「子どもを願うすべての人によりそい、幸せな人生を歩める社会をつくる」というビジョンのもと、様々なヘルスケアサポートサービスを提供しています。特に福利厚生として提供される「ファミワン」は、企業や自治体向けにオンライン健康相談やセミナーを実施し、働く人々の心理的安全性と健康を支えています。
同社では、カウンセリングやアドバイスを通じて個別のサポートを提供し、参加者の幸福度向上に寄与しています。また、社員が安心して相談できる環境を整えることで、心の健康をサポートし、従業員の満足度向上を図ります。
幅広い活動内容
ファミワンは、法人向けだけでなく、地域社会においても広く活動しています。神奈川県の横須賀市や東京都の杉並区、広島県など多岐にわたる自治体と連携し、心理的な支援を提供しています。また、その活動は企業の健康経営を推進し、女性の活躍を支援する重要な役割を果たしています。
結語
戸田さやか氏の寄稿にあたる『臨床心理学 第25巻第6号 学派論: 公認心理師時代に学派を再考する』は、心理療法と学派の新しい捉え方を提示する重要な一冊となります。多くの方々に手に取ってもらえることを期待しています。興味を持たれた方や、心理学に関心がある方々は、ぜひ読んでみてください。