プーチンの内なる思考に迫る新著
ロシア連邦の権力者であるプーチン大統領の歴史認識に関する新しい書籍『プーチンの歴史認識:隠された意図を読み解く』が、2026年2月18日に新潮社から出版されることが発表されました。本著は、元ロシア大使の上月豊久氏によるもので、長年の外交経験を通じて得た知見を元に、プーチンの内なる思考や歴史に対する姿勢を深く分析しています。
著者の紹介
上月豊久氏は1956年生まれで、東京都出身。東京大学を卒業後、外務省に入省し、北米局日米安全保障条約課長や駐ロシア特命全権大使など、数々の要職を歴任しました。特に駐ロシア大使としての8年間は、プーチン政権下のロシアを理解する上で重要な時間であったといえるでしょう。現在は千葉工業大学の特別教授を務め、国際政治やロシア史に関する研究を継続しています。
本書の内容
本書では、ロシアの歴史や文化、そして正教の役割がどのようにプーチンの考えに影響を与えているのかに焦点を当てています。具体的には、プーチンの論文やスピーチの中から、彼の歴史認識とその背後に潜む意図を探ることで、彼の政治的立場や国家観を解き明かします。
第一章では、ロシアの成り立ちについて、プーチンにとっての歴史の意味を探ります。第2章では、正教の受け入れが歴史上どのように影響を与えたのか、プーチンの「洗礼の十字架」という概念を通じて考察します。
第3章では、ロシアの領土拡大が戦略的なのか、単なる機会主義なのかという疑問を投げかけ、第4章では、動乱の歴史がどのように現在の統治理念に影響を与えているのかを探ります。
プーチンの理解の難しさ
上月氏は、本書の中でプーチンを理解することの難しさについても触れています。彼自身の経験をもとに、プーチンとの会談を通じて感じた彼の一見冷淡な態度や、その裏に隠された思考の複雑さを描き出しています。特に、プーチンが相手の言葉をどの程度理解しているかは、外部の人間には計り知れないことが多いとのこと。これにより、プーチンの政治に対するアプローチや歴史に対する見解も、一層興味深く映ります。
まとめ
プーチンの真意とその歴史認識を知ることは、現在のロシアを理解するための重要な鍵となるでしょう。本書『プーチンの歴史認識:隠された意図を読み解く』は、これらの問題を深く掘り下げており、歴史や国際政治に興味がある方にとって必読の一冊と言えます。
出版日が待ち遠しいこの書籍、ぜひ手に取って新たな視点を得てみてはいかがでしょうか。