東京フィル2025シーズン9月定期演奏会
2025年9月11日から14日にかけて、東京フィルハーモニー交響楽団が定期演奏会を開催します。指揮を務めるのは首席指揮者アンドレア・バッティストーニ。今回の演奏会では、「大自然の音楽」をテーマに、19世紀から20世紀にかけての音楽的転換点を迎えたヨーロッパを感じさせる作品を披露します。
バッティストーニは、今年1月からトリノ王立歌劇場の音楽監督に就任し、その後ベルギーのワロン王立歌劇場でのコンポーザー・イン・レジデンスとしての役割も加わりました。2026年には、名高いシドニー・オペラハウスでの音楽監督にも就任することが決定しており、その瞬間、音楽界での存在感はますます増しています。
期待のプログラム
演奏会では、リヒャルト・シュトラウスの『アルプス交響曲』が取り上げられます。この作品は、オーケストラの大編成によりその真価を発揮するもので、バッティストーニの表現力が光る瞬間となるでしょう。また、イタリアの作曲家イルデブラント・ピツェッティの『夏の協奏曲』もフィーチャーされます。この作品は、東京フィルの日本初演でありながら、未だ多くの方に深く感銘を与える作品として知られています。
バッティストーニは、レスピーギやカゼッラなどの作品と並ぶピツェッティの音楽を紹介し、特に自然をテーマにした作品の組み合わせには独自のこだわりを見せています。このカップリングは、曲の背景に流れる音楽的なストーリーをより明確にするものとなります。
マエストロの魅力
アンドレア・バッティストーニは、1987年にイタリアのヴェローナに生まれ、わずか若いながらも、国際的にその名を知られる指揮者となりました。東京フィルとの共演歴も豊富で、近年では歌曲の形式でのオペラなどにも積極的に取り組んでいます。批評家からも高い評価を受けている彼の指揮によって、楽曲は新たな生命を吹き込まれることでしょう。
公演概要
- 9月11日(木)19:00 サントリーホール
- 9月12日(金)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
- 9月14日(日)15:00 Bunkamuraオーチャードホール
- 指揮: アンドレア・バッティストーニ
- 管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
- ピツェッティ: 夏の協奏曲
- R. シュトラウス: アルプス交響曲
チケットは全席指定で、東京フィルフレンズ会員には特別割引も用意されています。ぜひこの貴重な機会に、アンドレア・バッティストーニ指揮のもと、名曲とともに流れる自然の息吹を感じる演奏会をご体験ください。
詳細なチケット情報や公演に関するお問い合わせは、東京フィルの公式サイトをご確認ください。音楽を通じて新たな感動を共に分かち合いましょう。