『はじめての世界名作えほん』シリーズが500万部を突破
株式会社ポプラ社から刊行されている『はじめての世界名作えほん』シリーズが、ついに累計500万部を達成しました。このシリーズは、親しみやすい絵と言葉で構成されており、日本の昔話や世界の名作を通じて、子どもたちの心を育むことを目的としています。全80巻からなるこのシリーズは、特に子どもたちに大人気です。
未来を見つめた絵本
『はじめての世界名作えほん』シリーズは、先の見えない時代に育つ子どもたちに、心を育む物語との出会いを提供したいとの思いから生まれました。ポプラ社の企業理念にもあるこの想いは、厳選された日本の昔話や世界の名作によって実現されています。著者である中脇初枝さんが美しい言葉で再話し、亜細亜堂による親しみやすいイラストが魅力的です。
このシリーズは、1歳から6歳までの子どもたちに対応しており、成長に応じた読み聞かせができるため、親子でのコミュニケーションを深めることができます。また、各巻には西本鶏介さんによる解説が付いており、さらに楽しむことができます。絵本のサイズは子どもたちの小さな手にぴったりで、オールカラーの美しい仕上がりです。
お財布にも優しい
各巻の価格は本体600円(税別)と非常に手頃で、経済的にも嬉しいポイントです。この価格設定により、たくさんの作品を手に取っていただけるよう配慮されています。子どもたちが「もっと読んで!」とおねだりするのに応えられる内容も魅力の一つです。
特別セット「えほんのおうち」
特別な展開として、「えほんのおうち」セットも登場しました。このセットには、本棚として使えるおうち型のBOXがついています。「あかいえほんのおうち」と「きいろいえほんのおうち」の2種類があり、それぞれの巻数をまとめたものです。完成すると屋根部分に絵本を2冊飾ることができ、見た目にも楽しいアイテムです。
この特別セットは、入園祝いや誕生日など、大切な贈り物にも最適です。子どもたちに心温まる物語を届ける良い機会になるでしょう。
著者たちの想い
《文・監修の中脇初枝》さんは、徳島県出身で、絵本や昔話の語り手としても知られています。彼女は、民俗学を学んだバックグラウンドを持ち、豊かな物語の世界を子どもたちに届けています。
《絵の亜細亜堂》は、1978年に設立されたアニメーション制作会社で、『ちびまる子ちゃん』や『忍たま乱太郎』など、数多くの作品を手がけています。子どもたちに愛され続ける絵本の魅力を引き出す力があります。
《解説を担当する西本鶏介》さんは、幅広いジャンルで活躍する評論家や民話研究家として知られ、600冊を超える著作を持つ名著者です。彼の深い見識が、絵本の世界にさらなる深みをもたらします。
結び
子どもたちにとっての大切な読書体験を提供する『はじめての世界名作えほん』シリーズは、これからも多くの家庭で愛され続けることでしょう。心を育む物語たちが、未来を担う子どもたちを豊かに育てていくことを願っています。