2025-2026年版『医療連携を大切にする病院』が東京で創刊
日本最大級の医療情報メディア「ドクターズ・ファイル」を運営する株式会社ギミックが、2025年9月に医療機関向けの新刊『医療連携を大切にしている病院 2025-2026』を発行しました。東京都内にある約1万3000軒の医療機関に配布するこの冊子は、特に病院とクリニックの連携を強化するための情報を提供しています。
創刊の背景と狙い
ギミックは、2024年11月に東京・神奈川エリア向けに地域医療連携に特化した内容で新刊を発行し、多くの医療従事者から好評を得ました。「狭域エリアの情報も知りたい」といった声に応じ、この度の東京版が誕生しました。東京都医師会や全国連携実務者ネットワークを含む290を超える医療機関が協力し、具体的な医療連携のあり方について多角的な視点で整理されています。
医療連携の重要性
少子高齢化が進む日本において、医療現場では医療資源の不足が顕在化しています。特に2040年問題では「医療崩壊」が懸念されており、今、医療者には医療機関同士の連携が強く求められています。そこで、東京都医師会や地域医療連携室の意見を参考にしながら、現場での課題やその解決策を探る特別インタビューや講座も設けています。
特別インタビュー
東京都医師会 尾﨑治夫会長: 開業医に求められる医療連携の重要性を語ります。
全国連携実務者ネットワーク 十河浩史理事長: 医療連携室からの視点で、地域医療連携の実践事例について具体的に解説します。
連携の現場からの声
現代の医療連携では「患者」が重要な役割を果たしています。患者にとって最適な医療を提供するため、クリニック側は新たな連携先を模索しています。その際、病院側は自院の強みや専門性を発信し、情報の共有を図る必要があります。実際に、患者からも「紹介先の選定理由が説明されなかった」といった声が上がっているため、紹介の透明性が連携の質を向上させる要因となることが明らかです。
医療現場の新たな時代へ
従来のような対面でのコミュニケーションが中心の時代とは異なり、今後求められるのは、各医療機関が「提供すべき情報」を選び、質を高めていく姿勢です。患者に適切な医療を届けるために、医療連携の素晴らしさと課題を本誌で学んでいただき、より良い医療環境を築く一助としたいと考えています。
会社情報
株式会社ギミックは、代表取締役の横嶋大輔のもと、地域医療のDX化に貢献するための様々な事業を展開しています。医療機関への情報提供だけでなく、実際のサービスの向上に寄与し、新しい医療文化を創造することを目指しています。
詳細は
ドクターズ・ファイルをご覧ください。