音楽文化賞受賞者
2025-11-18 16:54:30

第12回JASRAC音楽文化賞の受賞者が発表されました!

第12回JASRAC音楽文化賞が発表



日本音楽著作権協会(JASRAC)が、11月18日に第12回JASRAC音楽文化賞の受賞者を発表しました。この賞は、音楽文化の発展に貢献した個人や団体の地道な活動を称えるもので、2014年に創設されました。受賞者には表彰盾と副賞として50万円が授与されます。

受賞者一覧


  • - ぐらもくらぶ
  • - 一般社団法人HOPEプロジェクト
  • - 株式会社矢川ピアノ工房
  • - 北海道農民管弦楽団

この賞は、全国各地から寄せられた候補者の中から、有識者で構成された選考委員会が選考を行い決定されます。JASRACは今後も音楽の活動支援を通じて、音楽文化のさらなる発展を目指していくとしています。

受賞者紹介


ぐらもくらぶ


顕彰理由: ぐらもくらぶは、貴重なSPレコード音源をCDに復刻しているレコードレーベルです。昭和初期の流行曲や、日本の庶民芸能に関わる音源を数多く復刻し、日本の音楽文化を深く掘り起こす活動を行っています。特に、明治・大正・昭和戦前期の貴重な音源の発掘は、高い史料価値を持っており、音楽文化の豊かさを示す重要な取り組みです。

略歴・実績: アーカイブ・プロデューサーの保利透氏が主宰し、2010年に活動を開始しました。2012年には独自のレーベルを立ち上げ、これまでに50作以上のCDをリリースしています。また、現代の演奏家と共演するプロジェクト『大土蔵録音』も注目を集めています。

一般社団法人HOPEプロジェクト


顕彰理由: この法人は、広島と長崎で被爆したピアノを修復・保存し、演奏会などを通じて平和の大切さを伝えています。被爆ピアノは、戦争の悲惨さを訴える重要な存在として機能し、人々の記憶を守る役割を果たしています。

略歴・実績: 代表理事の二口とみゑ氏が、被爆ピアノを保存する活動を導入し、2005年から多くのコンサートを開催しています。ピアノは広島を訪れる多くのアーティストに利用され、平和学習の場としても機能しています。

株式会社矢川ピアノ工房


顕彰理由: 被爆ピアノの運搬や演奏会を行い、福祉施設への古いピアノの再生にも力を入れています。音楽を通じて平和のメッセージを次の世代に伝える活動を続けています。

略歴・実績: 矢川光則氏が1995年に創業。これまでに3,500回以上の演奏会を実施し、被爆ピアノ資料館を開館し、平和学習の場を提供しています。

北海道農民管弦楽団


顕彰理由: 農業に携わる音楽愛好者が集結し、地域文化の発展に寄与するアマチュアオーケストラです。「鍬で大地を耕し、音楽で心を耕す」をモットーに活動しています。

略歴・実績: 1994年に結成され、年1回の演奏会を行っており、地域住民との交流を深めながら、地域の音楽文化の振興に取り組んでいます。数々の公演や受賞歴もあり、地域に根ざした活動が評価されています。

音楽文化の未来に向けて


今回の受賞者たちは、それぞれの方法で音楽文化の未来を切り拓こうとしています。彼らの活動は、無形の価値を持つ音楽や文化を支え、音楽の力で地域社会や次世代に伝える大切な存続の意味を持っています。今後もこうした活動が広がり、音楽文化の発展に繋がることを期待しています。


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