シクフォニ東京公演ファイナルレポート
2.5次元タレントグループ「シクフォニ」が、2023年12月13日(土)及び14日(日)に、東京・LaLa arena TOKYO-BAYでワンマンライブ『SIXFONIA One Man Live【Six-tuation】vol.Ⅱ -Virtual-』のファイナル公演を開催しました。今回は、10月26日に行った史上初の完全無料3Dオンライン公演を皮切りに、大阪・おおきにアリーナ舞洲での公演(11月8日、9日)を経て、東京に至るまでのライブシリーズの集大成となりました。
この公演は、オンラインとリアルを融合した革新的な取り組みとして、多くのファンに支持され、合計で36,000人以上が集まりました。特に、3D空間での表現を実際のステージで再現するという手法は、シクフォニが切り拓く新たなライブエンターテインメントを象徴するものとなりました。
特徴的なパフォーマンスとメッセージ
公演の中心となるテーマは「撃ち放てPride___。」。これは、メンバーが自身の未完成な部分を受け入れ、プライドを捨ててなお前進する姿勢を示すものでした。開演前、メンバー自身が影アナを担当し、観客の期待感を高めてスタートしたライブは、オープニング映像と共に盛り上がりを見せ、曲はオリジナル「J0KER×JOK3R」から始まり、続いて「Burnit All」へと繋がりました。
初めのMCでは、「騒げますか、東京!」と呼びかけ、メンバー全員が自己紹介。今回の公演では、3Dライブ特有の良さと、リアルライブの良さを再定義する意図もあるということで、シクフォニならではの舞台設計が巧みに活用されていました。
ソロパフォーマンスと観客との一体感
ライブ中盤では、個々のメンバーによるソロ楽曲が披露され、個性が際立つ素晴らしい演出が続きました。すちの「BURN-OUT」、暇72の「最酊。」、LANの「灯」など、各メンバーは独自のフィールドで観客の心を掴みました。さらに、全員メンバーによる「Genesix」や「シンギュロイド」などのアッパーチューンでそのエネルギーは最高潮に達しました。
感動的なメッセージと未来への期待
後半では、メンバー一人ひとりがこのライブに対する想いを語り、会場は一体感に包まれました。「夢は必ず叶うとは言いませんが、強さとは諦めず次の一歩を踏み出すことだ」など、それぞれの言葉が観客の胸に響きました。
最後の曲「Ready!!!!!!!」は、シクフォニの応援歌としてふさわしく、観客と一体になった瞬間を創り出しました。以降、重大発表が行われ、2026年春にセカンドライブツアーの開催が決定し、さらなる期待感が高まる中、会場は熱狂と歓喜に包まれました。
シクフォニの次なる挑戦
これからシクフォニは新たなステージに挑むことになりますが、その勢いはますます加速していくことでしょう。彼らの活動は、ファンと共に新しい可能性を広げ続けるものです。引き続き応援していきたいと思います。シクフォニの未来にご注目ください!
文:森 朋之(音楽ライター)