新刊『バラバラな世界で共に生きるリチャード・ローティの哲学』のご紹介
2026年5月11日に発売される『バラバラな世界で共に生きるリチャード・ローティの哲学』は、リチャード・ローティの思想を新たに深掘りし、現代社会に求められる共生の哲学を提起します。この新書の著者、朱喜哲さんは、哲学と言語の研究を背景に、社会の多様性を受け入れた議論を展開しています。
Amazon予約1位を獲得
発売前にして早くもAmazon売れ筋ランキングの「イギリス・アメリカの思想」部門で1位を記録。期待が高まるこの作品は、分断が進行する現代社会において「正しさ」を巡る対立が浮き彫りになる中、他者との語らいをどのように継続していくかをテーマにしています。
リチャード・ローティの哲学とは
アメリカの哲学者リチャード・ローティの考え方は、共通の基盤がない現代においても人々が共に生きるための可能性について深く問いかけています。ローティは、我々が確固たる共通の価値観を持たずとも、異なる意見を持つ他者とどう向き合うかが重要だと説いています。この視点は、分極化が顕著になっている今、ますます重要性を増しています。
本書では、ローティの思想を基に、他者を敵とせず、対話を重んじる姿勢を紹介し、どのようにコミュニケーションが可能となるかを考察します。彼が提案する「連帯」とは、根拠や保証がない中で、互いの苦しみや痛みを理解し、思いやること。これこそが現代に求められる新たな哲学と言えるでしょう。
書籍の内容
書籍の構成は大きく三つの章に分かれており、各章ではローティの思想をもとに具体的な議論が展開されます。
1.
第1章 私たちは「ことばづかい」でつくられる では、偶然性について論じ、言葉の力が私たちの理解や関係性にどのように影響するかを考えます。
2.
第2章 黙らせることをめざさない では、アイロニーや公私の分離に触れ、対話において何が大切かを探ります。
3.
第3章 ことばによる「非‒人間化」に抗う では、言葉が持つ可能性と、それを通じて生まれる人と人との繋がりを育む重要性が説明されます。
4.
第4章 「われわれ」は拡張できる では、連帯の本質について深化させ、現代の関係のあり方を示します。
5.
第5章 分極化した時代をどう生きるか では、ローティの予言を参照しながら、未来に必要な姿勢を考えます。
6.
第6章 〈正しさ〉を乗りこなす では、リベラルな視点を再定義し、個人がどのようにそれに対応していけるかを問います。
朱喜哲さんについて
著者の朱喜哲さんは1985年に大阪で生まれ、大阪大学の招へい准教授として、プラグマティズムと言語哲学の研究に従事しています。博士号を取得した彼の知見を通じて、哲学がどのようにビジネスや社会科学に貢献できるかも考えられています。
商品詳細
- - 書名:『バラバラな世界で共に生きるリチャード・ローティの哲学』
- - 著者: 朱喜哲
- - 発売日: 2026年5月11日
- - ISBN: 978-4-14-088760-8
- - 定価: 1,023円(税込)
- - ページ数: 224ページ
本書は、変化の著しい現代社会において、多様な価値観が共存するためのヒントを与えてくれる一冊です。予備知識がなくても安心して読める内容ですので、ぜひ手に取ってみてください。