帆さんの名作『クマとカラス』、ケベック本屋賞を受賞！

帆さん『クマとカラス』がケベック本屋賞を受賞！

2020年に刊行された帆さんの作品『クマとカラス』が、名誉あるケベック本屋賞を受賞しました。この賞は、カナダのケベック州の書店協会が主催するもので、1994年から続く権威ある文学賞です。特に、その児童部門である「Prix des libraires jeunesse du Québec」からの選出は、非常に意義深いものとなっています。

海外での高評価の証

『クマとカラス』のフランス語版が、ケベック州作家以外の作品を対象とした「バンド・デシネカテゴリ」において受賞したのは、非常に喜ばしいニュースです。実は、日本の作品がこの賞を受賞するのは、これが初めてのことです。昨年、フランスでの「ACBDコミック賞」児童部門を受賞したことで、すでにその評価は海外でも高まりつつありましたが、今回の受賞はさらなる追い風となるでしょう。

授賞式は、2月24日にモントリオールの「La Maison Théâtre」で行われ、帆さんの代理人が献身的に出席しました。受賞の喜びを共に分かち合う機会となり、作品への感謝の意を表しました。

帆さんの感想

帆さんは受賞について、「この度は『クマとカラス』にケベック本屋賞をいただきまして、たいへん光栄です。この作品を通じて、2匹の少し不思議な旅を楽しんでいただけたら幸いです。誠にありがとうございました！」とコメントされています。この言葉からも、彼女の作品に対する深い思いと、読者への感謝が伝わります。

帆さんのプロフィール

帆さんは、動物たちの日常を心温まるタッチで描く作家として知られています。代表作である『クマとカラス』のほかにも、人気作『クマとたぬき』など、多彩な作品を手がけています。彼女の作品は、ほっこりとしたストーリーと愛らしいキャラクターが魅力で、老若男女問わず多くのファンに支持されています。彼女のTwitterアカウントは@p6trf_wです。