書店員の創意工夫が結集！BFCベスト10の魅力を探る

全国の書店員たちが自らの創意工夫を競い合う「Book Fair Championship（BFC）」が話題になっています。154のエントリーの中から、見事ベスト10に選出された4つの書店のフェア企画が、どのようにして成功を収めたのかを徹底解剖していきます。

BFCの意義

「BFC」は、書店員が独自のアイデアを活かし、来店者に喜ばれるフェアを構築するための挑戦の舞台です。運営を担当するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社（CCC）と、実行委員長の北田博充氏は、このイベントを通じて書店員の魅力を広めることを目的としています。

ベスト10に選ばれた書店フェアの紹介

1. TSUTAYA中万々店（高知県）

企画タイトル: 『中万々店では1冊も売れてない悲しい俺だけどそれはキミに出会うためだったんださよならなんて言わず今すぐ連れて帰ってくれないかフェア／書店員：鎌倉綾』
このフェアは、通常はあまり注目されない本を再発見し、マッチングアプリのような方式で紹介。このユニークな発想の元、わずか1か月半で30冊以上の売上を達成し、埋もれた本の価値を再評価することに成功しました。

2. TSUTAYAデイズタウンつくば（茨城県）

企画タイトル: 『疑似体験職業フェア／書店員：上野恵佑』
地域に根ざした職業小説を選び、来店者にさまざまな職業を知る機会を提供。この企画を通して、自分のやりたい職業を見つける手助けをしようという思いが込められています。

3. 二子玉川蔦屋家電（東京都）

企画タイトル: 『あなたにぴったりの本～16Personalitiesのタイプで選んだとっておきの一冊～コンシェルジュ文庫2024／書店員：松本泰尭』
性格診断「16Personalities」に基づき、多様な書籍を選書し、普段は本を手にしない人々へのアプローチを図っています。選書理由を紹介した冊子も配布し、参加者の興味を引き立てました。

4. 広島蔦屋書店（広島県）

企画タイトル: 『3冊の本／書店員：江藤宏樹』
一冊の本に対して、それに関連する二冊を選んで読むことで、より深い理解と多様な視点を提供することを目指しています。このフェアは、あるテーマに基づく思考を豊かにする助けとなっています。

BFCの今後について

BFCの成功は、各書店の個性的な取り組みを通じて、書店員がどれだけの魅力を持っているかを再認識させてくれました。特に、次回の防衛戦についても期待が高まっています。

書店員の挑戦と交流

BFC実行委員長の北田氏は、154件が集まったことに感動していると語ります。これは書店員の努力と情熱が結集した証です。このイベントは、単なる競争ではなく、全国の書店員がつながり、相互に刺激を与える機会でもあります。

最後に

書店の魅力を広めるために、今後のBFCの継続的な開催が期待されます。書店員たちのたゆまぬ努力と創造性は、書店の未来を明るく照らしています。次回のフェアに参加を希望する書店員は、ぜひ一歩を踏み出してほしいです。競うことによって、新たな発見と成長が待っています。これからもBFCの動向から目が離せません。

詳細はBFC特設サイトでご覧ください。