2025年4月、ヴァイオリニスト石田泰尚が横浜みなとみらいホールの新たなプロデューサーに就任します。これを記念して、彼が初めてプロデュースする室内楽シリーズ「サロン de ストリングス」が開催されることが発表されました。
このシリーズは、彼が心から信頼する弦楽アンサンブル「石田組」のメンバーによって構成されています。「石田組」は、2014年に結成され、横浜に深い関わりを持つグループです。今回のコンサートシリーズでは、3回にわたり異なる編成の演奏が行われ、各回の内容も多彩に工夫されています。石田は、プロデューサーとしての役割に集中し、各公演で出演者やプログラムの魅力を紹介するナビゲーターとしても活動します。
コンサートは平日午後の60分間という短い時間で展開され、まるでサロンでのアットホームな雰囲気の中で演奏を楽しめる贅沢な時間を提供します。「石田組」のメンバーは、首都圏のオーケストラで活躍する実力派の奏者たちです。彼らの表現力豊かな演奏は、室内楽の深い魅力を感じさせてくれます。
各公演の詳細
出演:大宮臨太郎(ヴァイオリン)、大宮理人(チェロ)、松岡あさひ(ピアノ)
曲目:メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49 他
出演:直江智沙子(ヴァイオリン)、須田祥子(ヴィオラ)
曲目:モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 変ロ長調 K.424 他
- - vol.3 11月26日(水) 14:00開演
出演:塩田 脩(ヴァイオリン)、丹羽洋輔(ヴァイオリン)、萩谷金太郎(ヴィオラ)、弘田 徹(チェロ)
曲目:吉松 隆:アトム・ハーツ・クラブ・カルテット Op.70 他
各公演の後には、石田泰尚がナビゲーターを務め、出演メンバーや聴きどころについて紹介する映像が挿入されます。これにより、参加者はより深く音楽を楽しむことができるでしょう。
入場は全席指定で、各回の料金は2,000円とリーズナブル。事前に横浜みなとみらいホールチケットセンターにてチケットをお求めください。
「プロデューサー in レジデンス」とは
このプロジェクトは、横浜みなとみらいホールが展開している「プロデューサー in レジデンス」の一環で、演奏家が主体となって音楽を企画・制作するという新しい試みです。アーティストが直接関与することで、より特別な音楽体験を提供し続けることを目指しています。
石田泰尚の新しい挑戦として期待が高まる「サロン de ストリングス」。音楽好きの方々は、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。素晴らしいアンサンブルの世界が広がっています。