大正時代の博多を舞台にした新しい物語
株式会社竹書房より、2025年10月31日(金)に待望の新刊『文豪は鬼子と綴る 弐幻想列車編』が発売されます。本作は、耽美なホラーミステリーとして、大正時代の博多を背景に展開されるストーリーです。著者は嗣人(つぐひと)、イラストにはホノジロトヲジが手掛けています。
あらすじ
物語の舞台は大正十年の博多。幽霊列車が現れるという噂が立ち、主人公である中学生・瀬戸春彦は、謎の人気作家・香月蓮の助手として、その真実に迫ることになります。香月の正体や、彼女が追い求める故人の姿に魅せられた春彦は、同じくこの列車に乗ることで、現世と幽世の狭間を旅することになります。
「この世の不可思議なるものを見つけてこい」という香月の命令のもと、春彦は新聞記者・杉山と共にその列車に乗り込む決意をします。列車に乗ることで彼らは様々な訳ありの乗客たちと出会い、奇妙な出来事に巻き込まれていきます。その中で、彼らは幽霊列車の正体や香月が抱える秘密を探ることになります。
登場人物の魅力
本作には、主人公の春彦をはじめ、香月という魅力的なキャラクターが登場します。香月は美形でありながら、自分自身の出自に悩む複雑な心情を抱えています。また、春彦も鬼子という特異な存在であり、その毒舌や甘味好きな性格で物語を盛り上げます。
この凸凹バディが織りなすホラーミステリーは、単なる恐怖を超えた深いテーマを掘り下げています。この二人の関係性や成長も物語の大きな魅力となることでしょう。
幽霊列車の設定
幻の幽霊列車は、現世と幽世のあわいを走るとされ、特別な設定資料も公開される予定です。この設定が、読者の想像を大いにかきたてます。
特典情報
書籍には特典小冊子が付属する特典もあり、一部の書店(書泉ブックタワー、書泉グランデ、芳林堂書店高田馬場店)で購入可能です。この小冊子には、嗣人による書き下ろし短編も収録されるので、ファンにとって見逃せない内容となっています。
書誌情報
- - タイトル: 文豪は鬼子と綴る 弐幻想列車編
- - 著者: 嗣人
- - イラスト: ホノジロトヲジ
- - 発売日: 2025年10月31日
- - 仕様: 四六判/296ページ
- - 予価: 1,800円+税
作者情報
嗣人は熊本県荒尾市出身で、福岡県に在住する小説家です。著作には「四ツ山鬼談」や「霧の出る森」シリーズなどがあります。ホノジロトヲジは、幻想的なイラストを手掛けるイラストレーターで、ゲームや小説のキャラデザインを務めています。
この新作『文豪は鬼子と綴る 弐幻想列車編』は、ホラーミステリーの新たな金字塔となることでしょう。発売日をお楽しみに!