概念アーティスト・溝部達司氏の新刊『言葉で伝えない』が発表
2025年2月20日、フォレスト出版株式会社から新たな書籍『言葉で伝えない』が順次発売される。この書籍は、概念アーティストとして名高い溝部達司氏による独自の思考法と発想法を解説したものである。溝部氏は「感性」を重視し、言葉に頼らないコミュニケーション手法を提唱している。本書では、彼の考え方を様々な視点から探求している。
“言葉で伝えない”という概念の必要性
現代社会は多様な言語と文化が共存しているが、コミュニケーションの面ではまだ共通理解を持つことが難しい場面も多い。このような中、溝部氏は視覚情報を活用した伝達の重要性を指摘する。特に、人間の視覚的認知率は80%以上であるため、何かを「伝える」ときには視覚的な表現が極めて有効であると述べている。
彼の理念は、世界中の人々が視覚を通じて共感できる作品やアイデアを生み出すことを目指している。『言葉で伝えない』は、その思いを具現化した一冊と言えよう。
伝え方に悩んでいる全ての人へ
「新しいアイデアが浮かばない」「求められている企画が作れない」といった課題に直面している方々に向けて、この本は特に有用である。溝部氏は、自身の経験を基に言葉の枠を超えた表現を通じて、問題解決の糸口を示していく。本書には、言葉に依存しないデザインやロゴ、サイン、さらには具体的なプロジェクト例が多数紹介されている。
さらに、感性や思考の鍛錬方法についても詳しく述べられ、日常生活や仕事の中で活用できるヒントが詰まっている。
本書の構成
本書は、序章に始まり、三部構成で構成されている。第1部ではデザインの本質を考察し、言語とヴィジュアルの関係について深堀り。第2部では感性を磨くための方法を探究し、五感を活かした発想法を提示。最終部では言葉の限界を超えた新たな表現への挑戦が語られる。
著者のプロフィール
著者の溝部達司氏は、概念アーティストであり「Miz-Design」の代表を務める。1971年に多摩美術大学を卒業した後、数々の企業でデザイン業務を経験し、現在も視覚表現を駆使したコミュニケーションの確立に尽力している。
溝部氏は「すべてのヴィジュアルは言語を越える」という信念のもと、視覚を通じての理解を促進する活動を行っている。本書もその哲学を深く掘り下げた重要な作品だ。
まとめ
溝部達司氏の『言葉で伝えない』は、言葉に悩むすべての人々に新たな視点を提供する一冊。これからのコミュニケーションにおいて、視覚表現の重要性を再認識させられる。感性を鍛え、伝え方を革新したい人々に、ぜひ手に取ってほしい作品である。
書籍概要
- - 書籍名:言葉で伝えない
- - 著者:溝部達司
- - ページ数:192ページ
- - 価格:1,870円(税込)
- - 出版社:フォレスト出版株式会社
- - 発売日:2025年2月20日(順次)
- - ISBN:978-4-86680-312-8
詳細情報は
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