新刊『マンガぶらぶら』
2025-07-11 11:57:49

ジャンルを超えた人気マンガが一冊に!新刊『マンガぶらぶら』の魅力とは

新たなマンガの波がやってくる!



2025年7月11日、インプレスグループのリットーミュージックが新しいマンガ本『マンガぶらぶら21世紀マンガをひたすら読む』をリリースする。これまでのマンガ読書のスタイルを一新するこの一冊は、文字通り「マンガ定点観測」であり、読者を多種多様な作品の世界へと誘う。

著者の斎藤宣彦と倉持佳代子によるテキストは、猫マンガやルポマンガ、さらに学習マンガやバンドデシネに至るまで、300作以上のマンガを網羅。まさに多様性に満ちたマンガの世界を描き出している。併せて、久世番子による魅力的なイラストも加わり、文章とビジュアルの絶妙なロマンを楽しむことができる。

多様な「読み方」を模索する



この本は、天体観測や気象観測のように、各時代の重要なマンガ作品やムーブメントを観測した「マンガ定点観測」として位置づけられている。近年の出版界はさまざまな変革を迎え、特に2010年代後半から2020年代前半にかけては、読売新聞に掲載された書評とイラストが豊富だ。これを一冊にまとめ、読者に新たな視点を提供することを目指している。

本書は、未来、乱世、復活、黎明という四つの章から構成され、各章が異なるテーマを持つ。特に「未来編」では、これからのマンガシーンを担う作品や作家について考察し、「乱世編」では最も議論を呼んだ作品やムーブメントを紹介することで、読者の思考を喚起することを意図している。さらに「復活編」では、かつての名作がどのように再評価されているのかを解説し、「黎明編」では新たなジャンルやスタイルの影響力に迫っている。

斎藤宣彦と倉持佳代子の専門性



著者の二人は、いずれもマンガ界において著名な存在であり、各自の専門分野で培った知識を生かしてこの本を執筆した。斎藤宣彦は編集者であり詩人として多方面で活動しており、彼の著書『マンガの遺伝子』は業界内外で高く評価されている。一方、倉持佳代子は京都国際マンガミュージアムの学芸員として、展示やイベントを通じてマンガを広めてきた。彼女が執筆したコラムも読者の人気を集めている。

久世番子によるイラストが彩る読書体験



本書の魅力の一つは、久世番子のイラストが魅力的なデザインで文章を引き立てている点だ。彼女の作品は、独特の視点で描かれたマンガの魅力を余すところなく表現し、紹介された作品たちに新たな命を吹き込む。これにより、ただの書評集ではなく、読み応えのあるアート作品としても楽しむことができる。

書誌情報とまとめ



  • - 書名:マンガぶらぶら21世紀マンガをひたすら読む
  • - 著者:斎藤宣彦、倉持佳代子、久世番子
  • - 定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
  • - 発売日:2025年7月11日
  • - 発行:立東舎/発売:リットーミュージック

この本は、マンガファンや業界の関係者にとって必見の一冊。新たな作品との出会いが約束されているこの書籍は、今後のマンガシーンを一次元高く引き上げてくれること間違いなしだ。


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