アラフォー女性のリアルを描いた青山ヱリのデビュー作が話題に！

アラフォー女性の心に響く物語、青山ヱリの小説が登場

日本最大級の創作コンテスト「創作大賞2024」で、見事に朝日新聞出版賞を獲得した青山ヱリさん。そのデビュー作『あなたの四月を知らないから』が2025年4月18日（金）に発売されることが決まり、多くの注目を集めています。応募総数52,750件の中から選ばれたその作品は、恋愛、経済、家庭といったテーマを通じて、アラフォー女性のリアルな葛藤を描きます。

小説の内容

青山ヱリさんの作品では、39歳の主人公・由鶴の人生が描かれており、恋人もおらず仕事も充実していない状況に葛藤している様子がリアルに表現されています。心の拠り所は1千万円の貯金と、毎月一度会う“宇治”という男性への淡い恋心。しかし家族からは住宅購入を急かされ、そして宇治との出会いも3月で終わることを知った彼女は、選択を迫られることに。人生の岐路に立たされたとき、彼女はどのような決断をするのか。

この作品は、恋愛小説としての枠を超えた一人の女性の生き方を丁寧に描いており、書店員からも「デビュー作とは思えない」と高く評価されています。

作者のコメントと受賞の裏側

著者の青山さんは、自身の作品について「『大阪城は五センチ』を書くきっかけは、noteでの友人たちとの交流だった」と語っています。これによって生まれた小説は、多くの人との出会いを促す素晴らしい作品となったのです。書籍化にあたってはスピンオフ作品も執筆し、春の季節にぴったりの内容になっています。

また、担当編集者のHさんは、青山さんの作品が単なる恋愛小説にとどまらず、女性の人生を深く掘り下げている点を高く評価しました。この作品が多くの人々に読まれることを、心から願っています。

新しい才能との出会い

「創作大賞2024」の目的は、新たな才能を見つけ、読者を想像もしなかった世界へ導くこと。青山ヱリさんのデビュー作は、まさにこの理念に合致した作品です。彼女の物語を通して、多くの人々が自身の人生を見つめ直し、共感することができるでしょう。読後には、自分の人生を肯定されたような優しい気持ちになれるはずです。