角野栄子が贈る新たな物語!『リンゴちゃんのおしごと』
この秋、株式会社ポプラ社から角野栄子の最新作『リンゴちゃんのおしごと』が10月14日に発売されます。この本は、「リンゴちゃん」シリーズの5巻目にあたる作品です。
リンゴちゃんシリーズとは
「リンゴちゃん」は2003年に始まった幼年童話シリーズで、特に子供たちに愛されてきたキャラクターです。著者は、児童文学界で知られる角野栄子。彼女は『魔女の宅急便』の作家としても名高く、長崎訓子が本作でも美しいイラストを担当しています。リンゴちゃんは、怠け者でわがままなお人形であり、その自由な性格が魅力となっています。角野栄子が最も愛するキャラクターであるリンゴちゃんの物語は、どの世代にも親しまれることでしょう。
新刊『リンゴちゃんのおしごと』の概要
今回の物語では、リンゴちゃんの普段の生活が描かれています。ある日、退屈な留守番をしていたリンゴちゃんは、思い立って外に出て冒険に出かけます。そこで出会うのが野良猫のビッグです。ビッグが仕事に行くということで、リンゴちゃんは彼に無理やりついていきますが、その先でどんな出来事が待っているのか、物語が進むにつれてさまざまな驚きが待ち受けています。
読むべきポイント
『リンゴちゃんのおしごと』では、特に長崎訓子の描く可愛らしいイラストが際立っています。リンゴちゃんの感情豊かな表情—泣いたり笑ったり怒ったり—が巧みに描かれ、多くの読者を魅了することでしょう。さらに、作中に登場する「よろんよろん歩き」というフレーズは一度聞いたら忘れられない印象を与え、物語の中でのリンゴちゃんとビッグの楽しいデュエットを演出しています。
リンゴちゃんが塀をよろんよろんと歩きながら、様々な家に訪れ、それぞれの仕事をこなしていく過程は、子供たちにとっての新しい発見に満ちています。この作品を通じて、読者はリンゴちゃんの冒険と友情の大切さを学ぶことができるでしょう。
著者のプロフィール
角野栄子(かどの・えいこ)
1935年に東京で生まれ、早稲田大学を卒業した彼女は、数々の賞を受賞している著名な児童文学作家です。『魔女の宅急便』で名を馳せ、特に児童文学界での評価が高く、多くのロングセラーを生み出しています。2018年には国際アンデルセン賞・作家賞を受賞しました。
長崎訓子(ながさき・くにこ)
1970年東京都に生まれ、多摩美術大学を卒業後、イラストレーターとして広く活躍しています。書籍の装画や挿絵だけでなく、映画のエッセイ、漫画など多岐にわたりクリエイティブな才能を発揮してきました。
書籍詳細情報
- - 書名:『リンゴちゃんのおしごと』
- - 著者:角野栄子(文)、長崎訓子(絵)
- - 価格:1,320円(税込)
- - 発売日:2025年10月14日
書籍ページ
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この新刊が多くの子供たちに読まれ、リンゴちゃんの冒険が新たな世代に広がっていくことを願っています。