韓国コンテンツ産業の未来を切り開く
2024年11月、日本初となるKOCCA(韓国コンテンツ振興院)の大阪ビジネスセンターが開設される。この新たな拠点は、大阪を通じて日韓のコンテンツ産業の協力と発展を目指すものだ。今回は、その中心となる白承爀(ベック スンヒョック)氏にインタビューを行い、彼のビジョンや活動状況、そして注目される「コンテンツ金融支援制度」についてお話を伺った。
白 承爀氏のキャリアと意義
白センター長は、日本での留学経験を持つ。KOCCAの研究員として韓国のコンテンツ産業を支える役割を果たした後、再び日本に戻り、大阪ビジネスセンターをリードする立場に立った。彼は、日韓間のコンテンツ交流の新しい可能性を見出し、それを実現するための足掛かりとなることを目指している。
東京一極集中の壁を越えて
大阪発のビジネスモデルは、今後の韓日協業において重要な役割を果たすことが期待される。白センター長は「東京一極集中」という課題に直面しつつ、関西のクリエイターとの連携を深め、新たなビジネスチャンスを創出する努力を続けている。
「私たちは関西のクリエイターの独自性を活かし、特定のジャンルで新しいモデルを模索しています。奈良や神戸、そして九州に広がるネットワークは、その土台となります」と彼は力強く語った。
韓日の強みを結集
白センター長のビジョンは、日韓の強みを結集して国際市場に挑むことだ。その一環として、彼はインディーゲームの祭典「BitSummit」への参加を通じ、韓国と日本のクリエイターとの交流を促進していくと述べた。
金融支援制度の重要性
さらに、白センター長は「コンテンツ金融支援制度」や「U-KNOCK」と呼ばれる新しい取り組みについても触れた。この制度は、コンテンツ企業が必要とする資金調達を支援し、産業全体の成長を促すために設計されている。
「特に、資金調達スキルを身につけるための教育プログラム「U-KNOCK」は、今後注目されるポイントです。コンテンツの価値を評価し、投資家とクリエイターを結びつけるためのシステムを構築しています」と言及した。
海外戦略と今後の展望
KOCCAは、海外に展開するビジネスセンターを通じて、コンテンツ産業の国際連携を強化する方針だ。白センター長は、これにより新たなビジネス機会が創出され、双方の市場拡大につながると期待を寄せている。
最後に、白センター長から日本のコンテンツ企業へのメッセージも寄せられた。「日韓が手を携えることで、より広い市場に向けて一緒に進んでいけると信じています。お互いの強みを活かし、発展していきましょう」と力強く締めくくった。
新たに開設される大阪ビジネスセンターは、日韓のクリエイターや企業にとって、重要な拠点となるだろう。白センター長のリーダーシップのもと、これからの展開が非常に楽しみだ。