異例の重版決定!「成瀬は天下を取りにいく」
新潮社から出版された宮島未奈による話題の作品、
「成瀬は天下を取りにいく」が発売からわずか1日で3刷が決定するという異例の事態となっています。
2024年に本屋大賞を受賞し、爆発的な話題を集めるこの作品は、累計145万部を記録。
その魅力は、著者のデビュー作であると同時に、
新潮社主催の第20回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞、読者賞、友近賞の3冠を達成していることにも現れています。
主人公の魅力と著名人の支持
物語の主人公、中学生の成瀬あかりは、
コロナ禍の夏休みに地元の百貨店「西武大津店」が閉店するとの知らせに、
「この夏を西武に捧げよう」と決意し、毎日通うことを宣言します。
彼女の自由な生き方と周囲に影響を与える姿勢が、多くの読者の共感を呼び、
三浦しをん、辻村深月、西川貴教、東村アキコ、友近、Aマッソ・加納愛子など、
名だたる著名人から絶賛の声が寄せられています。
文庫解説は森見登美彦氏が担当
文庫版の解説を担当したのは森見登美彦さん。彼は、
「成瀬が自分らしく生きることが、人々を自由にする。
その幸福な世界の中に、作者の切実な願いが込められている」
と語り、作品の深いメッセージを伝えています。
スマホ用壁紙特典も
また、文庫購入者に嬉しい特典も用意されています。
初版には特別仕様の琵琶湖ブルースピン、重版分は通常の焦げ茶色スピン。
購入者はQRコードからダウンロードできるスマホ用壁紙が手に入ります。
全3種類あり、ダウンロード期限は2025年12月24日まで。
単行本未収録エッセイも収録
文庫版の巻末には、単行本には載っていないエッセイ「大津ときめき紀行ぜぜさんぽ」も収められており、
成瀬あかりと一緒に滋賀県大津市を巡る新たな楽しみを提供します。
書籍の内容
本作は、成瀬あかりが「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」と幼馴染に宣言し、
閉店間近の西武大津店に通い続け、ローカル番組への出演に挑戦する様子が描かれています。
彼女の奔放な活動は、若い世代の読者にとって大きな刺激となることでしょう。
「成瀬は天下を取りにいく」は、まさに時代の要請に応える圧巻の青春小説です。
著者:宮島未奈
1983年、静岡県富士市生まれの宮島未奈。当初は大学で文学を学び、2021年にデビュー。
次々と受賞歴を重ね、話題となっている作家です。
他の著書には「成瀬は信じた道をいく」、「婚活マエストロ」、
「それいけ!平安部」などがあります。
「成瀬は天下を取りにいく」はその革新的なストーリーと、鮮烈な主人公の魅力で、
多くの読者に愛され続けている作品。 ぜひ一度手に取って、その世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。