和辻哲郎文化賞
2025-02-13 14:46:16

第37回和辻哲郎文化賞の受賞作と授賞式についての詳細

第37回和辻哲郎文化賞受賞作発表



2024年の和辻哲郎文化賞の受賞作が発表されました。本賞は、和辻哲郎の思想と文化を称えるもので、今年も多くの応募が寄せられました。一般部門では、甲南大学経済学部教授の平井健介氏が著した『日本統治下の台湾 ―開発・植民地主義・主体性―』が受賞しました。この作品は、台湾の歴史と日本の植民地政策の影響について、深い考察を提供しています。

一方、学術部門の受賞作には、大阪大学名誉教授で京都市立芸術大学名誉教授の鷲田清一氏の著書『所有論』が選ばれました。この著作は所有の概念について哲学的なアプローチを展開し、多くの読者に新たな視点を提供することを目指しています。

## 選考委員

一般部門の選考委員には、作家の辻原登氏、東京大学名誉教授の山内昌之氏、早稲田大学特命教授のロバート・キャンベル氏が名を連ねています。学術部門では、聖学院大学名誉学長の清水正之氏、東北大学名誉教授の野家啓一氏、東京大学名誉教授の関根清三氏が選考を行いました。

## 授賞式の詳細

授賞式は和辻哲郎の生誕日である3月1日を祝して、毎年3月の第1日曜日に行われます。令和7年の授賞式は、3月2日(日曜日)午後1時30分から4時00分まで、姫路市市民会館大ホールにて開催されます。式典は第1部として午後1時30分から2時50分まで行われ、その後午後3時から4時まで岩下尚史氏による記念講演会が予定されています。演題は「饗宴のゆくえ―『芸者論』その後」となっており、興味深い内容が期待されています。

## 参加申し込みについて

参加を希望される方は、申請フォームまたは往復はがきを利用して申し込むことができます。必要事項として、郵便番号、住所、氏名、電話番号、参加希望を明記の上、姫路文学館まで送付してください。車椅子席や手話通訳の希望も受け付けていますので、申し込み時にお知らせください。

応募が多数の場合には抽選が行われますが、申込締切である令和7年2月13日(木曜日)以降も受け付けを行う場合があります。詳細は姫路文学館に問い合わせると良いでしょう。

今年も多くの注目を集める和辻哲郎文化賞。文化と思想の発展が期待されるこの賞を通して、新たな知見が広がることを願っています。


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