大人の意外な一面を楽しむ絵本『おまわりさんのきゅうじつ』の魅力とは

大人の意外な一面を描いた新しい絵本

2025年8月25日、株式会社Gakkenから新たに絵本『おまわりさんのきゅうじつ』が発売されました。この作品は、作家の中川ひろたかさんと画家の村上康成さんが手を組んで制作したもので、様々な職業に就く大人たちの休みの日の過ごし方にスポットを当てています。子どもたちにとって身近な存在であるおまわりさんや消防士さん、お医者さんといった職業の方々が、どのように休暇を楽しんでいるのかを描くことで、意外性のある側面を伝えています。

本書のストーリー

この絵本は、子どもたちが普段見かける大人たちが休日に何をしているのかという視点から始まります。おまわりさんは道を教えたり、泥棒を捕まえたりと、仕事中は頼もしい存在ですが、実は甘いものが大好きで、休みの日には美味しいパフェを楽しむ姿が描かれています。これに対し、消防士さんは火事に駆けつけるかっこいい姿で知られていますが、実はたき火を楽しむことに夢中になっているという、ちょっと意外で可愛らしい一面も見せています。

中川さんは「大人たちの『意外性』を楽しんでもらえたら」と語っており、この絵本は仕事とプライベートのギャップを笑いに変えるものとなっています。子どもたちにとっては、知っている大人の新たな側面を発見できる楽しい内容です。

村上康成さんの絵の魅力

絵を担当した村上康成さんは、これまで『ピーマン村』シリーズで中川さんと共に作品を作り上げてきた信頼できるパートナーです。中川さんは「絵は村上さんしか思いつかなかった」と述べており、その絵は見る者を一瞬で引き込む力を持っています。彼の鮮やかな色使いと独特のキャラクターデザインは、ストーリーに生命を吹き込む重要な要素となっています。おまわりさんや消防士さんの表情は、読み手に親しみを感じさせ、物語の面白さを倍増させます。

読者の反応

すでにモニター読者からは「とても面白かった」という声が寄せられています。「普段気に留めていない職業の人々の日常が描かれていて興味深い」と感想を述べる方もいれば、「おまわりさんの家での姿が新鮮で、子どもたちも大笑いしていた」との声も。本書は、絵本が持つ読み聞かせの楽しさを十分に引き出しており、親子でのコミュニケーションの手助けともなりそうです。

絵本『おまわりさんのきゅうじつ』について

この絵本は、さまざまな職業の大人たちの生活を通じて、仕事とプライベートという異なる顔を持つ大人たちへの理解を深めるものです。読み聞かせや親子での共読を通じて、子どもたちに新しい知識と共感を与える素敵な一冊です。

現在、Amazonや楽天ブックス、セブンネットなどで購入可能です。お子さんと一緒に、新たな発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。