リバプールFCと少女漫画のコラボレーションが生み出す新たな物語の魅力

リバプールFCと少女漫画の奇跡のコラボレーション

イングランド・プレミアリーグの名門リバプールFCと、日本の大手出版社・講談社が手を組み、サッカーと少女漫画の世界を融合させた驚きのプロジェクトが遂に始動しました。この新たな試みは、両者の「オフィシャル・グローバル・パートナーシップ」の一環として実現しました。今回のコラボで、少年・少女漫画の魅力がスポーツの熱狂に新たな魔法をかけていく様子を詳しく見ていきましょう。

遠山えま氏の手による表紙イラスト

まず、実際にサッカーの試合と少年・少女雑誌を結びつけた第一弾として、人気漫画家の遠山えま氏が、リバプールFCの試合プログラムの表紙を描き下ろしました。このイラストにはドミニク・ソボスライ選手を中心に、ヴァージル・ヴァン・ダイク選手とダーウィン・ヌニェス選手が勝利を祝う情景が描かれており、少女漫画ならではの繊細さと華やかさが気持ちを盛り上げます。実際、ソボスライ選手はその試合でゴールを決め、漫画の世界が現実と見事にリンクした瞬間も見逃せません。

ウィメン選手たちが織りなすファンタジー

さらにこのプロジェクトでは、リバプールFCウィメンの選手たちが「もしピッチで魔法が使えたら？」というアイデアを元に漫画制作に挑戦しました。長野風花選手、グレイス・フィスク選手、ハンナ・シルコック選手の3人が、自ら考えた魔法のコンセプトを持ち寄り、遠山えま氏がそれを漫画として形にしていきます。このプロセスは非常に興味深く、スタジオには数々の名作漫画のパネルが展示され、まるで漫画の異世界に迷い込んだような雰囲気を醸し出します。

特に、長野選手は「仲間を巨大化させたて相手を翻弄する魔法」や、フィスク選手の「相手の戦略を先読みする魔法」、そしてシルコック選手の「驚異的なスピードを持つ魔法」と、それぞれのクリエイティブな発想が印象に残ります。

漫画制作の舞台裏

また、少女漫画がどのように生まれるのかを探る舞台裏動画も公開されています。この映像では、遠山えま氏が下絵からインク入れまで、作品を作り上げる過程を詳細に紹介しています。ページをめくるたびに感情が高まる少女漫画の魅力を、図らずも体感できるこのコンテンツは、特に漫画制作に興味のある方々にとって貴重な体験となるでしょう。

魔法とサッカーの10ページの物語

リバプールFCウィメンの選手たちが提案した魔法のアイデアを基に、遠山えま氏が描く10ページの物語も魅力的です。物語の舞台は、リバプールのシンボルであるライバーバードが邪悪な魔法団に狙われる世界で、選手たちは「ポール」という守護神から授けた魔法を使い、壮大なバトルに挑むという内容になっています。スタイリッシュな演出とともに、選手たちの絆も描かれています。