朗読劇『5years after』
2025-02-13 12:37:26

役替わり朗読劇『5years after』-ver.13-好評上演中!感動の観劇レポート

2025年2月11日、東京の赤坂レッドシアターで開幕した役替わり朗読劇『5years after』-ver.13-は、前半チームの高田翔、結城伽寿也、本間一稀の3人が圧巻の演技を披露して観客を惹きつけました。さらに、後半チームの馬場良馬、高崎翔太、工藤大夢の登場も期待される中、今回の公演は多くのファンに支持されています。

本作は、堤泰之が作・演出を手掛け、3人の役者が約60役を一つの舞台で演じ分けるスタイルが特徴です。役替わりできることで、同じキャラクターでも演者によって違う解釈が生まれるという点が特に魅力。主人公・水川啓人は、20歳、25歳、30歳の異なる人生段階を持つ大学生という設定で、彼の夢と葛藤を声で描写していくのです。

初日公演では、若き日の啓人を高田翔が演じ、彼の将来に対する不安な気持ちを見事に表現しました。高田の柔らかい声色と感情豊かな演技は、観客に強い印象を与えました。続いて結城伽寿也が演じる25歳の啓人は、高田とは異なり、より明るい雰囲気を持ち、彼の人生経験が生んだ成長を感じさせる演技です。そして、30歳の本間一稀は、人生の様々な波に翻弄される啓人を軽妙に演じ、その一挙手一投足が観客の心を掴みました。

公演中には、「台本から目を離さない」「椅子から立たない」というルールが設けられていますが、これにより役者たちは圧倒的な制約の中で、逆に創意工夫を凝らした表現を生み出します。例えば、3人が一度に5人の登場人物を演じるシーンは、交互にキャラクターを切り替え、豊かな個性を表現するこの舞台ならではの瞬間です。また、啓人の恋人のキャラクターも、各役者の独自の解釈が観覧者に笑いをもたらしました。

観客には「enjoy your life!」というメッセージが込められており、公演終了後は、その思いがしっかりと心に残ります。舞台上での活気あふれる演技と共に、反省会『3actors talk』では、役者たちが公演を振り返り、背景にあるエピソードや挑戦を語り合います。ここでのやりとりは、観客にとっても観劇体験をさらに深める貴重な機会となりました。

高田翔は緊張から噛んでしまったことに笑いを交えつつ振り返るなど、終始和やかな雰囲気。結城や本間との初共演で、3人の会話から時折見える友情や連携も感じられました。観客からは彼らの成長を共感する瞬間が数多くあり、ほかの登場人物に対する声色やしぐさにも大きな評価が寄せられました。

この公演は、前後半それぞれ異なるキャストで展開され、一回限りの演技が繰り広げられるのが特徴です。「舞台はなまもの」と言われる理由が存分に体感できるこの朗読劇。新生活が始まる春に向けて自身の「enjoy your life!」を問い直すきっかけに、ぜひこの作品を観ることをおすすめします。

公演概要


  • - タイトル: 役替わり朗読劇『5years after』-ver.13-
  • - 作・演出: 堤 泰之
  • - 出演者: 前半チーム(高田 翔、結城伽寿也、本間一稀)、後半チーム(馬場良馬、高崎翔太、工藤大夢)
  • - 日時: 2025年2月11日(火祝)〜2月16日(日)
  • - 劇場: 赤坂レッドシアター
  • - チケット: 7,000円(税込・全席指定)

公演を楽しみにされる方に、心温まる60分間の体験をお届けします。詳細は公式サイトをぜひご覧ください。


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