ラテンボーイグループ『SANTOS BRAVOS』デビューシングル『0%』で新たな潮流を開く

ラテンボーイグループ『SANTOS BRAVOS』がデビューシングル『0%』をリリース

HYBE LATIN AMERICAが手がけた新たなラテンボーイグループ『SANTOS BRAVOS（サントス・ブラボス）』が、ついに待望のデビューを果たしました。2025年10月22日、日本時間にメキシコシティのナショナル・オーディトリアムで行われた記念すべきコンサートにおいて、彼らは10,000人のファンに囲まれながら、デビューシングル『0%』をリリースしました。彼らのサウンドは、K-POPのストイックさとラテンの情熱が絶妙に融合した新しいスタイルを打ち出しています。

デビューシングル『0%』の魅力

『0%』は、自由や友情、そして一緒に過ごす忘れられない瞬間をテーマにしています。このトラックは、『Black Eyed Peas』や『Shakira』などのヒット曲を手掛けたマルチプラチナプロデューサー、Johnny Goldsteinがプロデュースし、グラミー賞受賞のDani RondónやVibarco、Castleといった才能が協力しています。楽曲は、今この瞬間を楽しむことの大切さを語っており、特に「El sol va saliendo, tengo el celular en cero por ciento, pero no pasa na´（太陽が昇りかけてる、携帯の充電は0％だけど、何も問題ない）」というフレーズが印象的です。この歌詞は、デジタル社会からの解放感を象徴しています。

パフォーマンスの熱狂

デビューコンサートでは、Drew（アメリカ／メキシコ）、Alejandro（ペルー）、Kauê（ブラジル）、Gabi（プエルトリコ）、Kenneth（メキシコ）の5人のメンバーが紹介され、彼らの活気あふれるパフォーマンスで観客を魅了しました。観客のリアクションはとても熱く、彼らの新しい音楽の可能性を感じる貴重な瞬間となりました。

HYBE LATIN AMERICAのCreative & A&R担当VPであるSantiago Duqueは、K-POPとラテン音楽を融合させる上での挑戦について語り、「エネルギーを維持しつつ、リズムを結びつけることを目指しました。『0%』は、R&Bの基盤とハイレベルなプロダクションによって、その融合を実現しました。」と述べています。

新たな視覚的アイデンティティ

コンサート終了後に公開された『0%』のデビュービジュアライザーでは、5人のメンバーが廃墟となった空間を探索し、互いの絆や観客とのつながりを見つけ、命を吹き込んでいく様子が描かれています。この映像は、SANTOS BRAVOSのビジュアルアイデンティティを初めて集約したもので、本物らしさと仲間意識が表現されています。視覚的には、グローバルポップのダイナミズムに加え、K-POPのストイックさとラテンの魂を融合した美的感覚が感じられます。

未来の可能性

SANTOS BRAVOSのデビューは、単なるコンサートではなく、南米全体に広がるファンとの関わりを象徴する意義深いイベントです。彼らは、ラテンアメリカの情熱とHYBEの芸術的厳格さを融合させ、新しいスタイルを体現しており、世界中から絶賛されています。「自分たちの物語をアートに昇華させ、新しいラテン世代を象徴する存在になりたい」という目標を掲げており、今後の音楽活動が楽しみです。