レコチョクグループ、Kakao Entertainmentと楽曲配信で提携し新たな展開へ

レコチョクグループとKakao Entertainmentの提携

2023年、レコチョクグループ（株式会社レコチョク・株式会社エッグス）は、韓国のエンターテインメント企業Kakao Entertainment（以下、カカオエンターテインメント）と楽曲配信サービス契約を結びました。この提携により、2026年上期からは、カカオエンターテインメントが運営する韓国の音楽配信プラットフォーム「Melon」への楽曲提供が開始される予定です。

楽曲配信の仕組み

レコチョクグループは、音楽権利を持つ法人事業者に向けて運営する音楽配信ソリューション「FLAGGLE」を通じて楽曲を提供します。また、インディーズアーティストに対しては、エッグスが運営する「Eggs Pass」を介して楽曲を配信します。これにより、より多くのアーティストが韓国の市場に向けて作品を発表することが可能になり、音楽業界全体の活性化が期待されています。

FLAGGLEの特徴

FLAGGLEは、「国内音楽商品の市場拡大を支える音楽配信ソリューション」として、安心の日本語サポートとともに、グローバル基準の音楽配信環境を提供し、全世界65カ国以上への配信ネットワークを持つ米国AudioSalad社のプラットフォームを導入しています。これにより、国内アーティストは国際的な舞台でもその音楽を発信することができるのです。

提携の狙いと背景

近年、韓国の音楽業界は急速に成長しており、多くのアーティストが国際的な市場へ進出しています。この流れを受けて、レコチョクグループは韓国市場における国内音楽のシェアを拡大することを目指しています。「Melon」は、K-popを中心に多様な楽曲を提供しており、ヒット音楽の指標となる「Melonチャート」や、韓国の代表的な音楽受賞式「Melon Music Awards（MMA）」が開催されるなど、韓国国内外の音楽ファンにとって重要なプラットフォームです。