遺稿集『リヴァプール』
2025-02-28 12:26:51

大崎善生氏の遺稿集『リヴァプールのパレット』がついに刊行!

大崎善生氏の遺稿集『リヴァプールのパレット』が3月1日登場



2025年3月1日(土)、作家・大崎善生氏の遺稿集『リヴァプールのパレット』が出版されます。この遺稿集には、彼の生命を賭けた最後の作品が収められており、読者への感動的なメッセージが満載です。大崎氏は、2024年8月3日に癌との闘病の末、66歳でこの世を去りました。その彼が最後に残した言葉をぜひ手に取って味わってほしいと思います。

遺稿集の内容



『リヴァプールのパレット』には、表題作の「リヴァプールのパレット」をはじめとして、短編「僕たちの星」や「彼女が悲しみを置く棚」といった作品も初収録されています。また、将棋界の若きスター藤井聡太王位の就位式で発表された感動的な祝辞「声なき祝辞」の完全版も掲載され、深い感銘を与える内容となっています。

大崎善生の人柄と作品



大崎氏は常に人々に優しさをもって接し、その姿勢は彼の作品にも良く表れています。ぬくもりのある言葉で人の心に寄り添い、孤独を共有することで、多くの読者に深い感動を与えています。遺稿集には、彼の日常の中での思いや、快適だった彼の酒を使ったエピソードも含まれており、彼の人柄を垣間見ることができます。

目次



  • - 小説
- リヴァプールのパレット
- 僕たちの星
- 彼女が悲しみを置く棚
  • - 祝辞
- 声なき祝辞

編集担当者からのメッセージ



本書は大崎氏の純粋さが詰まった一冊です。彼は公共の場でも、私生活でも、常にお酒を楽しむ姿を見せており、その純粋で親しみやすい性格が作品の根底に流れています。「こんな現実には目を背けてしまいたい」と思う時、その真摯さこそが彼の作品を支えていました。

遺稿集が刊行されるにあたり、彼がどんな思いで執筆を続けたのかを思うと、胸が熱くなります。この本はただの文学作品ではなく、読者への彼からの最後の呼びかけであると言っても過言ではないでしょう。

書誌情報


  • - 発売日:2025年3月1日(土)
  • - 定価:1,870円(本体1,700円 + 税)
  • - 頁数:184頁
  • - 体裁:四六判上製単行本
  • - 装丁:川村哲司(atmosphere ltd.)
  • - ISBN:9784041159521
  • - 発行:株式会社KADOKAWA

著者プロフィール



大崎善生(おおさきよしお)は1957年に札幌市で生まれました。2000年にデビュー作『聖の青春』で新潮学芸賞を受賞。彼は数々の名作を生み出し、作品には『将棋の子』や『パイロットフィッシュ』などがあります。遺稿集の発表を経て、大崎氏の作品に触れることで、彼の深い魂に触れる機会となります。受け継がれる言葉をぜひ体験してください。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 大崎善生 リヴァプール 遺稿集

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。