神奈川フィルハーモニー管弦楽団が2026-2027シーズンを発表！新たな音楽の旅が始まります

神奈川フィルハーモニー管弦楽団が新たなシーズンを発表

神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、2026-2027年のシーズンに向けた演奏会ラインナップを公開しました。近年、音楽専門誌の調査において「好きな世界のオーケストラ」において第4位、また「好きな日本のオーケストラ」では第2位を獲得し、ますます注目度が高まっている神奈川フィル。横浜市を本拠地とし、56年の歴史を誇るこのオーケストラが、新たなプログラムを用意しています。

音楽監督に沼尻竜典が就任

音楽監督に就任したのは、日本を代表する指揮者である沼尻竜典氏。彼のもと、新シーズンのスタートを切る定期演奏会は、2026年に生誕120周年を迎えるロシアの作曲家ショスタコーヴィチの「交響曲第5番」となります。この名曲は、ショスタコーヴィチがソ連時代に直面していた政治的な圧力を反映した作品であり、非常にドラマティックな構造が特徴です。

バラエティに富んだプログラム

新シーズンのプログラムは多彩で、9月には原田慶太楼がアメリカ音楽をテーマにした演奏会を実施します。コープランドの「交響曲第3番」では金管楽器や打楽器が活躍し、神奈川フィルのテューバ奏者宮西純を迎えたウィリアムズの協奏曲が注目ポイントです。また、10月には大植英次が登場し、ホルストの「惑星」やショパンコンクールでの受賞歴を誇るピアニスト、アレクサンダー・ガジェヴによるラフマニノフの演奏も予定されています。

沼尻音楽監督の指揮で世界的ヴィオリストの今井信子を迎えたベルリオーズの作品や、重島清香の指揮によるマーラーの「交響曲第3番」も計画されており、期待が高まります。

ミューザ川崎シリーズも登場

今年度から新たにスタートしたミューザ川崎シリーズでは、ベートーヴェンの没後200年を祝う特別プログラムも展開されることが決定。国内外から豪華なゲスト指揮者やソリストが参加し、神奈川フィルの魅力を伝える機会を提供します。また、川崎市民を対象にした特別割引サービスも用意され、ますます身近にオーケストラを楽しむことができそうです。

定期会員制度の刷新

神奈川フィルでは、新しい定期会員制度を導入し、演奏会やイベントを通じてファンとの交流を深めています。定期会員になると、リハーサル公開や演奏会後の楽団員との交流会など、特別な体験が用意されています。新規定期会員の募集は2025年11月21日から開始。オーケストラの魅力を直接体感するこの機会を見逃さないようにしましょう。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団は地域密着型の音楽文化を支える存在として、多くの人々に感動を届けています。今後のシーズンもぜひ注目していきたいところです。