F1エンジン開発者が語る!軽自動車とF1の意外な共通点
2024年2月8日(土)、BS日テレの人気番組「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!」に、ホンダで長年エンジン開発を行ってきた浅木泰昭氏がゲストとして登場します。番組では、F1と軽自動車という一見異なるジャンルでの開発秘話や技術革新の背景に迫ります。
浅木氏は入社2年目でF1開発チームに抜擢され、当時の苦労や市販車への技術導入について熱く語ります。「楽しくて、苦しい」と振り返る彼のF1開発人生には、驚くべきエピソードが満載です。これまで様々なメーカーの開発者が登場してきたこの番組ですが、特にホンダの高度な技術に対する探求心は、視聴者に強い印象を与えることでしょう。
F1開発の舞台裏
浅木氏が語るF1開発の醍醐味は、単なる技術だけではなく「エンジンの可能性を探求する」ことだったと言います。彼は「エンジンのような何かを作りたかった」と語り、自らの創造性を発揮する場として自動車開発の世界に飛び込みました。その転機となったのは、1982年のホンダの第2期F1活動で、エンジン開発の責任を担ったことです。当時の厳しさや勝利への欲求が、彼のエンジニアとしての成長を促しました。
また、過去の愛車もホンダ車が多く並ぶ中、矢作兼は「ホンダ社員の鑑だ」と感心します。特に、開発に関わったオデッセイについては、小木博明も「革新的」と賞賛し、浅木氏はその背景にある意外な事実を明かしました。
軽自動車開発の苦難と革新
実は、ホンダはこれまで経営危機にも直面してきました。しかし、浅木氏はその逆境を乗り越えるための逆転の発想でオデッセイを開発しました。経営から突きつけられるさまざまな制約を乗り越え、顧客のニーズに応えるクルマを生み出したのです。
リーマンショックによってクルマの販売が低迷した時代に、浅木氏は軽自動車の開発に従事しました。当時、ホンダは市場でのシェアが後退していたものの、彼は「F1と軽の戦い方は非常に似ている」という気づきを得ました。この理念を基に、こだわりの詰まったN-BOXを開発。その結果、2015年から10年連続で軽自動車の販売台数トップとなりました。
暗中模索の中でも、ターゲット層の幅広さや意外性に、おぎやはぎも驚きました。浅木氏は特有の視点から見た軽自動車の魅力や、さらなる技術革新の可能性についても熱く語り継いでいます。
この放送では、ただのクルマ好きには留まらず、エンジニア視点での貴重な意見や経験談が披露されるため、見逃せません。おぎやはぎがどのように浅木氏の言葉に反応するのかも大きな見どころです。エンジニアリングの世界と自動車文化の深さを体感できる番組を、ぜひお楽しみに!
番組概要
「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!」は、毎週土曜日の夜9時から放送されており、ゲストが過去の愛車について語り、その魅力や思い出をシェアします。同番組はその人の人生を辿るカートークバラエティーとして、多くの自動車ファンから支持を受けています。放送を通じて、クルマの楽しさや歴史を再認識できることでしょう。