能とコンテンポラリーダンス、それぞれの身体の探求
近年、さまざまなジャンルが融合し新たな表現方法が模索される中、伝統芸能である###能(のう)###と革新を追求する###コンテンポラリーダンス###という二つの舞台芸術が交わる講座「能の身体 ダンスの身体」が、2026年1月12日(月・祝)に開催されます。
この講座では、顕著に異なる二つの身体の使い方を、壁を越えて探る機会が提供されます。能は室町時代に成立し、特有の型や所作が長年にわたり受け継がれています。反対に、コンテンポラリーダンスは既存の枠組みを問い直し、自由度の高い表現が魅力です。表現方法は一見正反対のように思えますが、意識するポイントには共通点が多いといえます。両者とも、身体の使い方を探求し続けることに変わりはありません。
講座の内容
会に登壇するのは、能楽師###鵜澤光###さんとダンサーで振付家の###小㞍健太###さん。鵜澤さんは、観世流シテ方として数々の舞台を踏み、近年ではマンガを題材にした新作能『日出処の天子』の上演などで注目を集めています。彼女は男社会の中で確固たる地位を築き、伝統と現代の接点を模索しています。
小㞍さんは、国内外でのダンスパフォーマンスを繰り広げる現役のダンサーであり、振付家としても活躍しています。横浜赤レンガ倉庫内での振付や2025年の大阪万博でのステージングなど多岐にわたる活動を行い、舞台芸術の新たな可能性を追究。彼はジャンルにとらわれず、ダンスの枠を超えた表現への挑戦を続けています。
この講座では、二人の専門家がトークセッションを行いながら、実演も交えて「型」「呼吸」「空間」といった視点で身体の使い方を探ります。同世代として、幼少期から磨き続けてきた専門技術を持つ二人が、現在の表現についてそれぞれの視点をシェアする貴重な機会です。
講座の目的は、観劇のハードルを下げ、能楽やコンテンポラリーダンスに対する理解を深めてもらうことです。これから舞台芸術を楽しみたいと思っている方は、ぜひ参加を検討してください。参加者には、観劇をより楽しむための視点を持ち帰ることができるはずです。
参加方法
「能の身体 ダンスの身体」の講座は、Peatixにて参加申し込みを受け付けています。日時は2026年1月12日(月・祝)14:00開始(13:30開場)、料金は2,500円、定員は50名と限られています。トークの中で軽く体を動かす部分もあるため、動きやすい服装での参加をお勧めします。
主催は横浜能楽堂、共催は横浜赤レンガ倉庫1号館です。観劇室での新しい気づきと交流の場を提供するこの講座に、ぜひ皆さんの参加をお待ちしています!
お問い合わせ
詳細や参加申し込みは、
Peatixでご確認ください。
講座に向けての準備や楽しみにしている方々、この活動を通じて新たな舞台芸術の鑑賞を体験してみてはいかがでしょうか。