牛革ランドセルの魅力を写真絵本で伝える『手から手へ、皮から革へ』が発売

牛革ランドセルの魅力を知ろう！

牛革のランドセルは、子どもたちの大切な学びの相棒です。しかし、その美しさの裏には、どれほどの技術と愛情が詰まっているのでしょうか？それを知るための新しい写真絵本が登場します。株式会社文一総合出版から9月20日（土）に発売された『手から手へ、皮から革へ。牛革のランドセルができるまで』は、牛革のランドセルがどのように作られていくのかを、豊富な写真を交えて解説しています。

本書の内容

本書は、牛革という素材に着目し、ランドセルが完成するまでの過程を詳しく追っています。毛の生えた大きな牛の「皮」が手作業によって「革」に変化していく工程を視覚的に表現し、見る者の心に深い印象を残します。さらに、ランドセルを製造する工房や、牛を育てる牧場での撮影も行われており、愛情をもって育てられた牛たちの姿も紹介されています。読者はこの本を通じて、ランドセルや革製品に対する興味と愛着を一層深めることができることでしょう。

また、巻末には革の詳細な解説や、牛の「皮」がランドセルとして仕立てられる全過程を写真と共に掲載しており、非常に教育的価値が高い一冊です。

作家の思い

本書の著者である上吉川祐一さんは、16年前に牛革を使った野球のグローブやランドセルを作る工場を訪れたことがきっかけで、このプロジェクトを開始しました。職人たちの働く姿を目にしたスタッフとの関わりが、今や本書のような素晴らしい作品へと繋がっています。牛を育てる牧場主である盛本さんとの会話を通じて、命の大切さや牛に対する愛情についての深い考えを持つようになったと語る上吉川さん。彼は読者がこの本を通じて命のつながりを再認識し、感謝の気持ちを持つことを願っています。