第6回 更級日記千年紀文学賞の開催
千葉県市原市が主催する「第6回更級日記千年紀文学賞」が、2023年に開催されることが発表されました。この賞は、作品を通じて文学の楽しさを共有し、市原の魅力を再発見することを目的としています。文学を愛する多くの方々の参加が期待されており、今回は新たに作家の松家仁之氏が選考委員として加わります。選考委員は合計5名で、質の高い作品の選出が行われる見込みです。
更級日記千年紀文学賞の背景
「更級日記」は千年前の1020年に書かれた作品で、その作者は菅原孝標女です。この文学賞は、その帰京開始地点とされる上総国府、現在の市原市から千年を迎える2020年に創設されました。以来、全国から多くの優れた作品が集まり、作品の発表の場としても重要な役割を果たしています。
募集内容
応募期間
令和8年2月1日(日)から28日(土)まで(当日消印有効)
発表方法
受賞作品は、「更級日記千年紀」ウェブサイトでの掲載と冊子化を通じて広く配布されます。入賞者は令和8年8月末に発表される予定です。
一般の部の詳細
選考委員(敬称略)
- - 選考委員長: 椎名誠(作家)
- - 選考委員: 加賀美幸子(エッセイスト、元NHKアナウンサー)、岸本静江(作家、市内在住)、竹下亜紀(小学館編集者)、松家仁之(作家)
募集する作品
- - 小説: 10,800字以上13,200字以下
- - エッセイ: 3,600字以上4,800字以下
応募時の原稿ルールとして、ワープロ原稿の場合は横長のA4サイズで、1行40字×30行となります。手書きの場合は、A4サイズの400字詰め原稿用紙を使用し、小説は28枚以上33枚以下、エッセイは10枚以上12枚以下が目安です。
テーマは自由ですが、市原市に関連する地名やキャラクターなどを一つ以上含める必要があります。ただし、市原に関する記載数が選考基準とはなりません。
対象
年齢や住所に関する制限はなく、誰でも応募可能です。
賞の種類
- 大賞1点(記念品および賞金30万円)
- 優秀賞2点(記念品および賞金10万円)
- 選考委員特別賞(賞状)
- 大賞1点(記念品および賞金15万円)
- 優秀賞2点(記念品および賞金5万円)
- 選考委員特別賞(賞状)
なお、特別賞については上限が設けられていません。
小中学生の部
小中学生部門でも短歌の募集が行われます。
選考委員
市原歌人会(市内各団体のメンバー)を中心に構成されます。
募集作品
- - 短歌: テーマは「声」
- - 対象: 小中学生(住所不問)
- - 賞の種類:
- 小学生の部: 大賞1点(記念品および図書カード1万円分)
- 中学生の部: 大賞1点(記念品および図書カード1万円分)
応募方法
詳細な募集要項や応募様式は市原市の公式ウェブサイトで確認できます。
過去の受賞作品も閲覧可能ですので、応募を検討されている方はぜひ参考にしてください。
市原市での更級日記千年紀文学賞は、文学を愛するすべての人々に開かれた素晴らしい舞台です。あなたの声を、この文学賞を通じて世界に届けてみませんか?