コムアイ新曲リリース
2025-08-22 13:24:17

コムアイの新曲『なんか地球がおかしい』が環境問題を歌で呼びかける

コムアイの新曲『なんか地球がおかしい』がリリース



2025年8月22日、アーティストのコムアイが新たなシングル『なんか地球がおかしい』をリリースしました。この楽曲は、国際環境NGO「350.org Japan」とのコラボレーションにより完成され、実際に日本語と英語の2バージョンで楽しむことができます。そして公開されたミュージックビデオ(MV)は、彼女のメッセージを色彩豊かに表現するものとなっています。

コムアイは、2023年にアマゾンでの出産を経て、ブラジルと日本を拠点に活動を再開しました。その中で、気候問題や社会問題に対する意識を高めるため、SNSを通じた発信にも力を入れています。特に、近年の気候危機に対し、人々が何らかの形でアクションを起こす必要があると呼びかけています。

この新作は、気候危機に対する意識を高めるため、子どもから大人までが言いやすいメロディと歌詞を制作することを目的としています。しかし、制作過程において、彼女は音楽と社会運動の融合の難しさを実感しました。「音楽は美や喜びを追求する一方で、社会運動は未来のために困難な決断を求めるもの。私自身、これらを同時に表現する難しさを感じていました」とコムアイが語っています。

しかし、彼女は「地球沸騰化」の時代の到来を意識し、化石燃料への依存が気候危機を加速させている現状を逃れることはできません。各地で出る熱中症警戒アラートを前にし、「人類はこれからも地球で生き続けられるのだろうか?」という不安を感じるのは当然であり、コムアイはその思いを「その不安は間違っていない」と肯定します。キャッチーなサビ「なんか地球がおかしい/地球じゃなくて人間じゃん」には、共感を呼ぶメッセージが込められています。この楽曲は、人類が共有する「モヤモヤ」をパワフルでポップな形に変えることを目指しています。

「350.org Japan」は、気候危機解決を目指す国際環境NGOであり、世代や立場を超えた参加を促進しています。ジュニア・フィールド・オーガナイザーの飯塚里沙は、「猛暑や豪雨による気候危機を実感し、多くの方が再生可能エネルギーへのシフトを考え始めています。コムアイさんの素敵な音楽を通じて、多くの人々が気候問題を自分ごととして捉え、アクションを起こすことを期待しています」と語っています。

リリースに伴い、ミュージックビデオも公開されました。監督を務めたマルルーンは、これまでに多くのアーティストのMVを手がけており、作品はコンクリートジャングルの渋谷から始まります。MVのコンセプトは「炎天下、意識ぶっとび幽体離脱」で、暑さで朦朧としたコムアイさんが仲間たちとともに幽体離脱をする様子が描かれています。楽曲のメッセージを気軽に伝えることを意識しながら、MVは視覚的に楽しさを追求しています。この作品を観ることで、視聴者は楽曲のメッセージをより深く感じ取ることができるでしょう。

なお、今後9月上旬には、この『なんか地球がおかしい』のAメロ部分に合わせた振付も公開される予定です。Instagram、TikTok、YouTube Shortsで誰でも挑戦できるダンスチャレンジが始まります。ハッシュタグ「#なんか地球がおかしい」や「#nankachikyu」を使って、参加することができます。

コムアイの新曲は、ただの音楽ではありません。私たち一人ひとりが未来のために行動することの大切さを思い出させる力強いメッセージを持っています。ぜひ、シングルやMVを楽しむことで、少しでも多くの人とこの意識を共有できればと思います。


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