『白い輪、あるいは祈り』
2025-03-10 11:39:21

東京演劇アンサンブル70周年『白い輪、あるいは祈り』が開幕

東京演劇アンサンブル70周年記念公演『白い輪、あるいは祈り』



来る2025年3月19日から23日にかけて、東京演劇アンサンブル(TEE)の70周年を記念した作品『白い輪、あるいは祈り』が俳優座劇場で上演されます。作・演出は韓国の著名な演出家、鄭義信(チョン・ウィシン)が担当します。

この公演は、TEEがこれまで数多く取り組んできたブレヒトの作品の一環で、「コーカサスの白墨の輪」にインスパイアされたものです。元々は、鄭義信が2015年に韓国国立劇場の依頼で上演した韓国唱劇『白墨の輪』を基にしており、国境を越えた演劇の融合が期待されます。

公演の背景


今回の公演は、第70周年を記念する企画の一環として、TEEがブレヒト作品の演出を鄭義信に依頼した際、彼から自らの作品を日本初演する提案が寄せられたことに端を発しています。また、俳優座劇場での開催は、TEEにとって大きな意義を持ちます。この劇場は2025年4月に閉館予定であり、かつて衛星劇団として活動していたTEEにとっては特別な場所です。

新たなスタッフ陣の存在も注目されます。今回は、ほとんどのメインスタッフがTEEとは初めてのコラボレーションです。新しい環境でのCreativeな仕事が、今後のTEEの創作活動に新たな影響を及ぼすことでしょう。

作品のテーマ


鄭義信は、「世界はいま武力対立の真っ只中にある」と述べており、ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナ間の紛争を引き合いに出しながら、作品には平和への祈りが込められています。ブレヒトの原作が古典的な物語から現代の視点へと昇華されることで、観客にとっての普遍的なメッセージが強調されます。この作品が目指すのは、戦争や紛争のない社会の実現です。

公演情報


  • - 公演タイトル: 『白い輪、あるいは祈り』
  • - 公演期間: 2025年3月19日(水)〜 3月23日(日)
  • - 会場: 俳優座劇場(東京都港区六本木4-9-2)

公演スケジュール:

  • - 3月19日(水)19:00
  • - 3月20日(木)14:00・19:00 ★
  • - 3月21日(金)14:00・19:00
  • - 3月22日(土)14:00・19:00 ★
  • - 3月23日(日)14:00
★=Low Price Day

チケット情報:

  • - 一般: 4,300円(Low Price Day:3,000円)
  • - U30: 3,300円
  • - カンフェティ特別割引: 1,000円OFF!4,300円 → 3,300円
(全席自由・税込)

出演者とスタッフ


出演者には、アツダク洪美玉、グルシェ永野愛理、シモン雨宮大夢などが名を連ねています。また、音楽には久米大作、舞台美術は池田ともゆきが手がけます。

東京演劇アンサンブルは、1954年に創立以来、人間の中に変革を促すための活動を続けてきました。さまざまな社会問題に対して演劇を通じて問いかけを行い、その活動は今もなお活発です。この70周年を迎え、彼らの演劇がどのように進化していくのか、目が離せません。

公式ホームページやチケット購入が可能なカンフェティのサイトをチェックして、ぜひこの感動体験をお見逃しなく!


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