新サービス『オウンドブックス』が企業出版の新時代を切り開く
日販アイ・ピー・エス株式会社は、企業が自らの情報を発信し、書籍として形にする新サービス『オウンドブックス』を2025年3月24日に正式に開始します。これは企業が自社の出版社となり、商業流通に乗せることができる画期的なサービスです。
『オウンドブックス』の特徴
1. 自社で発信する独自の媒体
『オウンドブックス』は、オウンドメディアが企業自身が発信元となることを可能にします。他の出版社を介さずに自社の言葉で情報発信ができるため、企業の個性やメッセージを直に伝えることができます。これにより、読者の心に響く本を作ることができるのです。
2. 分かりやすい価格と支援体制
サービスの利用は、書籍制作と流通代行を併せて250万円からという設定になっており、特に初めて出版を考える企業にとっても取り組みやすい価格帯となっています。また、制作サポートも充実しており、企画から出版まで、専門のチームが三位一体で支援します。
3. 販売ノウハウの活用
日販グループの広範なネットワークとデータベースを活かし、各書籍のターゲットに合わせた流通プランや、書店を介したブランドコミュニケーション手法の提案も行います。これにより、単なる商品化に終わらず、効果的なマーケティングを行うことが可能となります。
企業での活用例
まずは2025年度中に10社の導入を目指すとのことで、多様な業種の企業が利用することで、より具体的な実績も集まることが期待されています。すでに自社出版の成功事例として、株式会社アクタスなどが紹介されています。これらの事例は自身が出版社として成功するための手本となるでしょう。
短期間での出版実現
企画から発売までの最短日数は約5ヶ月となっており、内容や仕様によってはそれ以上の時間がかかる場合もありますが、着実に出版を実現できるスケジュール感ません。短期間で実行に移すことができるため、企業は市場の変化に応じた情報発信がしやすくなります。
会社概要
日販アイ・ピー・エス株式会社は、グローバル出版事業を展開する日販グループの一員です。企業の出版流通を支援し、リーダビリティの高いコンテンツを創出することを目指しています。これまでに数多くの出版支援を提供し、企業が自身のブランドやメッセージを伝えるための力強いサポートを行っています。
日販グループホールディングス株式会社の経営理念は、「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける」というものであり、新しい試みである『オウンドブックス』はこの理念を体現するサービスとなっています。今後、このサービスがどのように企業文化や情報発信の形を変えていくのか、引き続き注目が集まります。