オシロ株式会社の芸術給制度、社員の心を豊かにする新たな試み
オシロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:杉山博一)が実施する「芸術給」という制度が、社員に新たな価値をもたらしています。この制度は、芸術文化に触れる費用を毎月3万円まで負担するものであり、社員の豊かな感性を育む重要な施策として注目されています。今回はこの制度の実態や効果をレポートします。
芸術給の背景と目的
「日本を芸術文化大国にする」という使命のもと、オシロは自社のコアバリューとして「TOUCH THE ART」を掲げています。制度の主な目的は、社員がアーティストやクリエイターの創作活動に接し、心の栄養を補給することです。アートに触れることで感性を刺激し、業務にも良い影響を与えることが期待されています。実際に、社員は美術館を訪れたり、映画を観たりする際にこの制度を利用しています。
活用実績
実際に、オシロでは社員の約93%が入社前後で芸術文化に触れる機会が増えたと回答しています。特に利用実績としては、過去1年間で1279件の芸術給が利用され、その中で最も多かったのが「本」の購入で、全体の約42%を占めています。冊数は小説や漫画、雑誌など多岐にわたります。
次に利用が多いのがファッションで約18%、イベント関連が約11%と続きます。ファッションでは、服だけでなく帽子やアクセサリーなども含め、多様な商品が対象となっています。また、イベント関連ではライブチケットやスポーツ観戦のグッズも購入されています。
社員の声
多くの社員からは、この制度によるポジティブな影響の声が寄せられています。「金銭的なハードルが下がり、書籍や作品を購入する機会が増えた」といった意見や、「映画館や美術館に訪れる頻度が増え、自分の感性を再発見できた」という感想が目立ちます。最近では、特定のミュージカル映画を見たことをきっかけに、実際にミュージカルを観劇したというエピソードもあります。
社内文化の醸成
「芸術給」の利用には、社内でのレポート投稿が義務付けられています。この取り組みは、社員同士のコミュニケーションを促進する重要な要素となっており、アートや文化に関する感想を共有し合うことで、心の豊かさが社員間に広がっています。社内コミュニティサイトでの情報共有によって、メンバーの興味を知ることもでき、さらなる交流や話題のきっかけにもなっています。
オシロのビジョン
オシロ株式会社は、単なるサービス提供に留まらず、制度を通じて芸術文化の支援を行い、さらなるコミュニケーションの活性化に向けた取り組みを続けています。「あなたの活動が好きだから、ずっと応援したい」という想いを大切にし、クリエイターやアーティストとの深い関係を築くためのプラットフォーム「OSIRO」を通じて、芸術文化のさらなる発展を目指しています。
今後もこの制度を通じて、社員の芸術文化への理解とコミュニケーションの進化を促していく意向を示しています。
まとめ
オシロ株式会社の「芸術給」制度は、社員にとって心の栄養を補給するだけでなく、社内の文化やコミュニケーションを活性化させる重要な取り組みです。今後のさらなる発展に期待が寄せられています。