書籍の重要性と内容
中国の近現代史に関する理解が深まる新書『中国共産党が語れない日中近現代史』が本日発売されました。この本は、元外交官であり日本の対中外交の実務家である兼原信克氏と垂秀夫氏による共著です。両者は、多くの人が知りたがるが一般には語られない中国の真実に迫っています。
中国の歴史と共産党の秘密主義
本書の中で強調されているのは、中国共産党による歴史の歪曲です。大躍進政策や文化大革命、天安門事件などの歴史的出来事は、それぞれ多くの人命を奪ったにもかかわらず、詳細に研究されることがない状況にあります。共産党がこのような情報を隠す理由は、彼らの政権の正当性が揺らぎかねないからです。この本は、彼らが歴史的真実をいかにして隠蔽しているか、そしてその影響を浮き彫りにします。
また、抗日戦争に関して共産党は自らの役割を誇張していますが、実際には日本と共謀関係にあったことが明かされます。実際、この抗日戦争で武力をもって立ち向かったのは国民党であり、共産党の立場はさほど強くなかったのです。これは、共産党が勝利を収める背景にある根本的な誤解を覆します。
日本の歴史的影響
加えて、この本は近代以降の中国の歴史が日本からの影響抜きには語れないことを示唆しています。辛亥革命の起点となった団体である中国同盟会は、実際には東京で結成されていました。登場人物たちも多くが日本で学び、教育を受けていたため、日本の知識が革命に寄与していることを否定することはできません。言語においても多くの社会科学用語が日中で共通していることに触れ、歴史的なつながりを明らかにしています。
著者の背景
著者の兼原信克氏は、日本の外交政策において重要な役割を果たしてきた実務家であり、中国の外交を専門としています。また、垂秀夫氏は元駐中国日本国特命全権大使として、その立場から中国共産党の論理に対抗し続けてきた人物です。このような背景を持つ二人が共著した本書には、台湾有事に触発される日中関係の緊迫感を踏まえつつ、本当の中国を知るためにどう対処すべきかへの示唆も含まれています。
読者へのメッセージ
この対話に基づく新書は、現在の中国を知りたい人や、日中関係についての深い洞察を求める人々にとって必読の一冊です。両著者の専門知識と実績に裏打ちされた内容を通じて、中国の隠された本質を理解し、現実の外交に役立つ知恵を得ることができるでしょう。ぜひご一読いただき、あなた自身の視野を広げてみてはいかがでしょうか。