富士通とAmadeus Codeが新しい音楽生成AI「FUJIYAMA AI SOUND」を発表
2025年7月1日、東京の池袋にて、株式会社Amadeus Codeが富士通研究所と共同開発した音楽生成AI「FUJIYAMA AI SOUND」のお披露目イベントが開催されます。この革新的なAI技術は、世界中のクリエイターを支援するために設計されており、音楽制作の新たな可能性を切り開くことを目指しています。
イベントの詳細
発表会は14:00から始まり、会場には7月1日に先行発表されたトップクリエイターによるLIVEパフォーマンスやAIモデルの実演、さらには著名な音楽家とAIの開発者によるトークセッションが予定されています。このイベントは完全招待制で参加費は無料です。なお、会場は池袋のharevutaiで、アクセスは池袋駅から徒歩5分です。
FUJIYAMA AI SOUNDの特徴
「FUJIYAMA AI SOUND」は、音楽理論や信号処理を融合させた新しい音声ファイル生成のAIモデルです。特に注目すべきは、AIが自動生成するユニークな30秒の音声ファイルで、他の誰とも共有されないため、クリエイターはこれを利用してオリジナルのコンテンツを作成することができます。さらに、生成される音声ファイルはリズムパートが含まれていないため、他の音源と合成しやすく、独自のスタイルでアレンジすることが可能です。
著作権クリアの安心感
この音声ファイルは、独自のデータセット「MusicTGA-HR」を使用して生成されており、著作権に関する問題がないため、どのようなメディアにも商用利用が可能です。この安心感は、YouTubeやゲーム制作においても大きな強みとなるでしょう。
提供形態
「FUJIYAMA AI SOUND」は、「Evoke Music」と呼ばれる音楽データ配信プラットフォームで利用可能です。特に、1曲1ダウンロード制を採用しており、先着1名のみに販売されるため、購入者だけがその音声ファイルを利用できます。また、購入後はそのファイルが完全に削除され、他のユーザーは一切利用できなくなる仕組みです。このユニークな提供形態により、クリエイターにとってかけがえのない体験を提供します。
今後の展望
「FUJIYAMA AI SOUND」は、今後も新たな音声ファイルを毎日提供し続け、クリエイターに多様な選択肢を提供する予定です。最終的な目標は、リアルタイムで音声ファイルを生成することです。この技術革新によって、グローバルな音楽制作シーンに新たな風を吹き込むことが期待されています。
会社概要
Amadeus Codeは音楽テクノロジーに特化した企業で、音楽制作の現場での革新を追求しています。同社のミッションは、すべての人が音楽によって幸福を感じる社会を築くことです。音楽データセット「MusicTGA-HR」を通じて、音楽生成を支援し、誰もが輝けるプラチナ社会を目指しています。
今後の音楽生成AIの進化に注目です。「FUJIYAMA AI SOUND」の登場により、創造的な作品の制作がさらに容易になることでしょう。