鈴木涼美新作刊行
2025-03-07 18:52:29

鈴木涼美、初の連作集『ノー・アニマルズ』刊行記念イベント開催

鈴木涼美、初の連作集『ノー・アニマルズ』刊行記念イベントのお知らせ



2025年3月26日(水)に、鈴木涼美の新作小説『ノー・アニマルズ』が発売されます。この作品は、2025年に取り壊されることが決まっている「棲み処」を舞台に、そこに住む人々の「欲望」を描いた連作集です。この特異な環境を背景に、人間関係や個々の人生がどのように絡み合うのか、彼女の独自な視点で描かれています。

刊行を記念して、2025年3月30日(日)には渋谷の大盛堂書店でトークイベントとサイン会が行われます。特別ゲストとして、お笑いコンビ「ラランド」のニシダさんが参加するため、ファン必見のイベントとなっています。

イベント詳細


日時: 2025年3月30日(日)14:00~16:00(開場13:30)
場所: 大盛堂書店 3Fイベントスペース(東京都渋谷区宇田川町22-1)
定員: 40名
参加方法: 詳細は公式イベントページをご確認ください。

イベント詳細ページはこちら

登壇者プロフィール


鈴木 涼美(すずき・すずみ)


1983年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学で環境情報を学ぶ一方でAVデビューを果たし、その後はキャバクラ勤務を経て、東京大学大学院を修了。著書には『身体を売ったらサヨウナラ』や『浮き身』、また『ギフテッド』や『グレイスレス』が芥川賞候補に挙げられるなど、多彩な才能を持つ作家です。

ニシダ(ラランド)


1994年生まれ、山口県宇部市出身。2014年にサーヤと共に「ラランド」として活動を始め、初の小説集『不器用で』を23年に刊行。25年には新作『ただ君に幸あらんことを』がリリースされ、幅広いアプローチでお笑いと文学を融合させています。
ラランド公式サイトはこちら

書籍情報


『ノー・アニマルズ』


著者: 鈴木涼美
定価: 2,090円(本体1,900円+税)
体裁: 四六判/272ページ
ISBN: 978-4-8342-5398-6
発行: ホーム社
発売: 集英社
* 発売日: 2025年3月26日

この新作では、さまざまな人々の人生が「棲み処」という特異な空間を通じて交錯し、彼らの内に潜む欲望が鮮やかに描かれています。作中には、親子の葛藤や、恋人との関係に苦しむキャラクターなど、多岐にわたるエピソードが展開され、読むものに深く響くメッセージを届けます。

例えば、ある高校生は離婚した両親のもとで母親の新たな恋人に対する不満を抱きながら生活をしており、一方で長年ホストとして働く青年は、自身の未来に対して迷いを感じています。さらに、卵子凍結を決める女性や、犬を飼いたいと願う四十代の男性など、多様な願望が交錯する様子も描かれており、総じて現代の人々の複雑な心理を映し出しています。

このように、様々な視点からの人間模様を通じ、鈴木涼美は現代社会における人間の欲望や葛藤を鋭く切り取っています。読者はこの作品を通して、単なる物語以上のものを感じ取ることができるでしょう。

ぜひ、鈴木涼美の最新作を手に取るとともに、3月30日のイベントに参加し、新たな文学体験を共に楽しみましょう!


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