令和の日本において、特殊詐欺はますます横行し、その被害は高齢者を中心に拡大しています。2026年1月21日と22日の2日間、東京都港区の神明いきいきプラザ・芝浦アイランド児童高齢者交流プラザで、警察庁特別防犯対策監の杉良太郎氏が特殊詐欺対策に関する講演会を行いました。杉氏は、参加者の心に深く響く言葉で、詐欺被害の悲惨さやその防止策について力強く説明しました。
講演の中で、杉氏は「特殊詐欺の被害に遭い、お金をだまし取られるというのは皆さんの想像よりずっと悲惨なことです」と強調しました。この警鐘は参加者たちにとって、他人事ではないことを痛感させるものとなり、詐欺の凶悪性について再認識させる機会となりました。さらに「大事な財産を騙し取られることは、どれだけ皆さんの人生を傷つけるか、しっかり考えてほしい」と訴え、参加者に対する切実な注意喚起が行われました。
また、杉氏は「特殊詐欺の電話は国際電話からかかってくることが多く、住所と名前と電話番号を書くだけで国際電話をカットできる制度がある」とも述べ、国際電話利用休止の申込みを促しました。「今はそれを無料でやってくれるので、ぜひ今ここでお申し込みを行っていただき、被害につながる国際電話をシャットアウトしていただきたい」と、実際に申し込みを行うことを強く勧めました。そのアプローチにより、一部の参加者は実際に会場で手続きを行う姿も見られました。
講演会後には、警視庁の担当者が国際電話利用休止申込書の書き方や注意点について説明を行い、多くの参加者が関心を持って耳を傾けていました。このように、参加者が知識を深め、実際に行動に移すことができたことは、講演会の大きな意義の一つでもありました。
さらに、イベントにおいては「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」というプロジェクトも紹介されました。このプロジェクトは、全国の47都道府県警察と協力し、特殊詐欺の情報や被害防止策を広く伝える活動を行っており、2018年のスタート以来、徐々に認知度も上がりつつあります。
このように、杉良太郎氏の講演会は、参加者に啓発を与えるだけでなく、実践的な行動にもつながる場となりました。防犯に対する意識を高めることが、より安全な社会を作る第一歩であることを、杉氏の言葉を通じて改めて感じることができた講演会となりました。