音楽コンペ「渋谷のうた2025」審査結果が発表
「FROMSTREETPROJECT」による音楽コンペティション「渋谷のうた2025」が、2025年6月16日から7月31日まで開催されました。このコンペティションは、インディーズアーティストの育成を目的に、渋谷の街に新たな音楽の舞台を作る試みです。
今回のコンペティションでは、テーマを「渋谷の街に響く、あなたの声」と定め、青春や恋、仲間、都会といった要素を織り交ぜたオリジナルソングが全国から寄せられました。参加者は無料インディーズ音楽プラットフォーム「Eggs」を通じて応募し、審査が行われました。
審査結果
本コンペティションでは、厳正なる審査を経て、以下の受賞曲が選ばれました。
- - グランプリ : 『870870』(カフネ)
- - 準グランプリ : 『スプリングスパークリングスクランブル渋谷』(RIKU)、『夜顔』(カイオン)
- - SHIBUYA109特別賞 : 『日常の行方』(SheepMan)、『夜行性ガール』(はいた雨ツブ)
グランプリ受賞曲『870870』(カフネ)
カフネは自身の楽曲について、「渋谷でのライブを通じて、自分の思いや夢をすべての人に届けられることが嬉しい」とコメントしています。この楽曲は、渋谷の街で感じる様々な感情を表現した力強い作品で、アーティスト自身が大事に思う時間を与えようとしていることが伝わります。
準グランプリ受賞曲
- - 『スプリングスパークリングスクランブル渋谷』(RIKU)
RIKUは青森出身で、憧れの渋谷に足を運び、街と音楽への熱い想いを込めた曲を作り上げました。「この渋谷の街頭から流れるような曲を作りたい」という目標を持って挑んだとのことです。
カイオンは、渋谷の夜の独特な雰囲気を感じ取り、その感情をこの楽曲に託げています。「同じ気持ちを抱えているあなたに届きますように」という思いを込めて制作されています。
特別賞受賞作品
- - 『日常の行方』(SheepMan)は渋谷での青春の思い出を歌い上げ、音楽とともに新たな青春を作りたいという願いが込められています。
- - 『夜行性ガール』(はいた雨ツブ)は夜のエネルギーをテーマにし、心を震わせる準備が整った未来に向けて期待を込めています。
今後の展望
受賞した楽曲は、プロのスタジオにてレコーディングされ、全世界での配信リリースが予定されています。また、グランプリ楽曲は渋谷で開催予定の「第20回渋谷音楽祭2025」でのライブパフォーマンスや、タワーレコード渋谷店でのCD販売も行われる見込みです。
更に、グランプリ楽曲『870870』は、その音楽の世界観を表現したショートドラマとして制作され、視聴者に新しい形のエンターテインメントを提供します。特別賞受賞曲は、SHIBUYA109内でのBGMとしても流れる予定です。
「渋谷のうた2025」は、ただの音楽コンペではなく、もしかしたら新たな才能を発見するきっかけとなるかもしれません。今後のアーティストの成長と、彼らがどのように渋谷の音楽シーンを盛り上げていくのか、ワクワクしながら見守っていきましょう。